思考と心を養う栄養となるように……との願いから名づけられた
「FOOD FOR THOUGHT/フードフォーソート」は、
東京・代々木上原を拠点に国内外の食や暮らしの道具を扱うお店です。
そのFOOD FOR THOUGHTがオリジナルでつくっている、
「MODERN CLASSIC オーバルプレート」が届きました。

料理家であり、お店のディレクターでもある渡辺有子さんは、
「ブロカント」とも呼ばれるフランス骨董品の愛好家。
特にその佇まいの上品さ、使い勝手のよさで
1800年代後半~1900年代前半のものがお気に入りだったそうですが、
ところが、現在は状態のいいものが少なくなってしまったのだそう。
それならば……と開発に取り組んだのが、このオリジナルシリーズ。

今回の「MODERN CLASSIC オーバルプレート」も、
お気に入りだというブロカントの白い無地のオーバル型のかたちを参考にしながら、
日本の食卓でも使いやすいようデザインされています。
ピカピカの真っ白、というよりも、
グレーがかった白の釉薬にはそこはかとなく漂う上品さがあります。
シンプルにグリーンサラダだけ。
いちじくにチーズを添えて。
素材がそのまま引き立つ盛りつけが自然とできて、
いつもの食事なのに、きちんとしたレストラン気分が味わえます。

サイズは全3サイズ。
小皿サイズの「S」は、副菜やソース、ちょっとした晩酌のおつまみを盛るのに。
「M」は取り皿やスイーツ皿としてちょうどいいサイズ。
「L」には大皿料理や、ワンプレート、1人分のパスタやカレーなどが難なく収まります。
丸い器の食卓に、スッと入り込めるのは楕円形のいいところ。
「M」や「L」は料理を盛りつけてテーブルの中央に置いても、窮屈な印象を与えず、
「S」なら食卓の空いたスペースにすっと収まってくれます。
どのサイズも深さがきちんとあるので、汁気のあるものや
ソースたっぷりの料理にも使えて、汎用性が高いです。

さらには、ギリギリまで薄くすることで、軽さを実現。
オーバルプレートのかたちは好きだけど、
手の平にドシっとくる重さがネックで踏み込めていなかった……。
そんな人にも、おすすめです。
「L」のみ高台の内側に小さな突起がついて、
サイズが大きいながらも、指をかけて持ち運びしやすいよう工夫もされています。

使い終わったら、すっきり重ねて収納。
リムの立ち上がりが少し湾曲していることで持ちやすく、重ねてもしっかり持てます。
やんわりと光沢を内包した器のリムが重なる姿も、きれいです。
同シリーズの「カフェオレボウル」とも、相性は抜群。
こうやって、使い勝手を考えているうちに、
ワクワク、思考が刺激されて、ご飯の時間がもっと楽しみになりました。
普段の食事から背伸びしたいおもてなしの機会まで、きっと活躍してくれます。