おもてなしの場でも、日常使いでも活躍してくれる
頼りになる「カップアンドソーサー」が「クルクマシコ」から届きました。

粘りが少なく、きめの粗い土ゆえに厚手に仕上がり、
地元で採取される鉱物などを原料とした釉薬により、独特な風合いが特徴的な「益子焼」。
伝統的な焼き物文化が根づく、栃木県益子町に工房を構える「クルクマシコ」は、
益子焼の土や釉薬はそのままに、
70年代に益子でつくられていたヴィンテージ陶器を参考にした、
より普遍的なかたちの器を提案するブランドです。

ぽってりと厚手の土で、ちょっと下ぶくれの愛らしいフォルムのカップは、
高台からゆったりとした曲線で縁に向かいます。
小さく沿った口縁は口当たりがいいのです。
指２本がしっかり入る、安定感ある取っ手。
取っ手のつけ根に手の跡が見られるのも手仕事ならではのあたたかみを感じます。
見込みに溝などがないソーサーは、
小皿としても十分使え、料理の取分け皿やケーキをのせる菓子皿としても。
カラメルソースたっぷりの硬めのプリンが似合うのは、
親しみ溢れる釉薬の色味のおかげでしょうか。
カップとソーサーでお茶の時間を楽しむのはもちろん、
カップは口が広いからスープカップに、
ソーサーは料理をのせて普段の食卓で、と別々に使うのもおすすめです。

釉薬は「益子七釉」の中でも人気の４種類。
艶やかさとあたたかさの同居する乳白色の「糠白（ぬかじろ）」。
糠白釉薬に酸化銅を添加し、
複雑な表情の変化が楽しめる「益子青磁（ましこせいじ）」。
こっくりとした色合いで、ぬくもりある茶色の「飴釉」。
そして、栃木県で産出する芦沼石（あしぬまいし）の鉄分を活かした
深みのある黒色の「黒釉」です。
釉薬のかかり具合、溜まりによって見られる色の濃淡や揺らぎが
所々に見られるのが味わい深いです。

ソーサーにのったカップが出てくると、おもてなし感がグッと高まるもの。
親しい友人や家族であっても、お土産のお菓子を頂いたり、
とびっきりのコーヒーやお茶を楽しみたいときに、特別感を添えてくれるはず。
家族や友達と囲むテーブルの演出力も、
日々の生活で活躍する使い勝手のよさも、
どちらも兼ね備えた「カップアンドソーサー」は、揃えておきたいアイテムです。