美濃焼の伝統と技術を新しいかたちで提案する器のブランド「瑞々（みずみず）」は、
使い勝手がよくて、シンプルなのにおしゃれ心があって、
上品なのにお手頃で、つい数を揃えたくなります。

程よいサイズ感の「ポット」は、満水で400cc入ります。
取っ手が大きく、しっかり持てるので安定感があります。
茶葉が詰まりにくいよう、中には半球型の茶漉しがついていて、
中国茶、日本茶はもちろん、紅茶も美味しく淹れられます。
小ぶりに見えて、湯呑だったら３～４杯、マグカップでも２杯分は入りそうです。
派手な装飾はありませんが、直線的に広がりながら立ち上がった側面が、
くっきりと角度をつけて曲がることによりできるラインと、陰影の変化。
可憐なかたちをしたつまみのかたちと、
しっかりとはまる蓋から本体へのラインがどれもきれいで、
手にとって愛でたくなるのです。

シャープなシルエットの「汲み出し」と、
同じく「瑞々」の「まる皿」をお菓子皿として組み合わせれば、より世界観が広がります。
昔遊んだおままごとが現実になったようで、うれしくなります。
お客様にもコーヒーよりお茶を勧めたくなるはず。

白地にほんのりブルーが陰影となって現れる艶やかな「青白」と
落ち着きがあるのに、重くなりすぎないアンティークのような面持ちの「うす飴」。
「ポット」と「汲み出し」を、あえて色違いにするのも素敵です。
すっきり重ねて仕舞えるので、色違いで重なり合う棚の中を眺めるのも、
それはそれ、また大人ならではの、乙な愉しみの時間なのです。