使い手への思いやりが伝わってくる
新潟県燕・三条地域で台所道具を製造する「家事問屋」の「揚げものトング」。
ひとたび使えば、手放せなくなる使い勝手のよさです。

一般的なトングより長いハンドルに
何やらトゲトゲしている先端部分。
カーブしている箇所の厚みを他より薄くし、特殊な加工を施すことで
手の延長のように軽い力で操作できるように。

揚げ物をするときにネックになる、油跳ね。
この長い持ち手のお尻の方を持ってもしっかりつかめるから、
菜箸だと難しい、大ぶりのエビフライやロースカツだって軽々引き上げられます。
もう油跳ねをおそれて、箸や短いトングを遠くから伸ばさなくていいのです。

楕円の穴と縁のギザギザ仕上げがめずらしい先端。
とがった縁が食材に引っかかるので、
スイスイつかめる上に落としづらく、
肉団子のような丸い食材も、
楕円の穴にほどよく収まって、すべり落ちません。
また穴のおかげで、油切れがいいのもうれしいところ。

トングの先端は適度な角度があるので、
食卓や調理台で直においても先端が下につきません。
継ぎ目や凹凸のないステンレス一体型は
丸っと洗い上げるときに汚れが溜まりづらく、いろいろな面で衛生的です。

隅々まで使いやすさが詰まっている「揚げものトング」。
キッチンの特等席にスタンバイしていてほしい、
揚げ物にはかかせないスタメンです。