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  • 鉄瓶 柚子 (釜定)
  • 鉄瓶 柚子 (釜定)
    あられ 55,000円
  • 鉄瓶 柚子 (釜定)
    52,800円

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鉄瓶 柚子 (釜定)


  • 柚子のようなぽってりと丸みのあるかたちで、安定感のある「鉄瓶 柚子」。鉄分補給にもなり、水がまろやかになる鉄瓶のおかげで白湯を美味しくいただけます。「肌」を使用

  • 側面の凹凸がまるで柑橘の表面のような「あられ」。鉄瓶は冷めにくいので、ゆっくりとお茶の時間を楽しむことができます

  • 本体からするりと伸びた注ぎ口のおかげで、カップにも注ぎやすくなっています。火にかけると持ち手は熱くなるので、布巾やミトンをお使いください。「肌」を使用

  • 横から見ると、丸みのあるかたちとヘタのようなつまみのおかげで、まさに柚子のように見えます。写真は「あられ」

  • 左が凹凸のある「あられ」、右がさらっとした表面の「肌」

  • 蓋のつまみは柚子のヘタのようでもあり、花のつぼみのようでもあるかたちをしています

  • 側面は仕上げに黒漆を焼きつけ、サビ止めと美しいツヤ、両方の効果を生み出しています。また鉄瓶が熱いうちに濡れた布巾で磨けばツヤと光沢が増していくので、育てる楽しさを味わえます

  • 容量はどちらも約1330ml(7分目)。たっぷりお湯を沸かすことができます。左から「肌」、「あられ」

岩手県盛岡市で創業100年以上を誇り、
今の暮らしに喜びを添える南部鉄器を届ける「釜定」。
人気の鉄瓶に「柚子」が加わりました。

柚子のフォルムを模ったぽってりと丸みのあるかたち。
表面の仕上げはさらっとした「肌」と凹凸のある「あられ」の2種類ですが、
「あられ」の表面ははまさに柑橘の表面のよう。

柚子のヘタのような、はたまた固く閉じられた花の蕾のようなつまみには、
ところどころヤブれのような穴があるのが味わい深くて見どころです。
つまみ部分に向けて、少し落ち込んだ蓋のかたちは、
茶湯釜の口縁の形状を指す「口造り」の一つで、「姥口(うばぐち)」というのだそう。
蓋を閉めたときの姿がより柚子らしく見えるのと、
お湯を注ぐときに蓋が落ちにくくなるというよさがあります。

そして、佇まいの美しさだけでなく、
研究を重ねてたどり着いた確かな品質も釜定の鉄瓶ならでは。
鉄瓶を長く、美しく使ううえで気をつけなくてはいけないサビ。
釜定は、サビにくいように素材と手法の吟味にも余念がありません。
「鉄」と一口に言っても、
その中に含まれる炭素、ケイ素、硫黄、リン、マンガンなどの割合によって、
性質が変化するのだそう。
でき上がったもののサビにくさ、湯の沸き具合も違ってくるので、
その中で最良の配合を見定めます。
特に鉄分補給にもなることで人気の鉄瓶は、
ガラス質の釉薬でコーティングしてしまうとその効果は狙えないので、
鉄を錆びにくくするため別の仕上げが求められます。
約900度にもなる木炭の中で焼くことで、酸化被膜である黒サビをつけます。
お手入れの際の注意事項に、鉄瓶の内側は絶対に洗ってはいけない、というのがあるのも
せっかくつけた黒サビが取れてしまうからなのです。
さらに鉄瓶の表面には、仕上げに黒漆を焼きつけています。
強度の点ではどの化学塗料よりも優れているという漆は、
サビ止めであり、ツヤや光沢が増すという見た目の利点もあります。

ここまで手をかけることで、
長く使っても赤サビのつきにくい鉄瓶に仕上がります。
鉄瓶で沸かしたお湯で、いつもの白湯やコーヒーが美味しくなり、
鉄瓶の存在感は、台所やリビングスペースの景色を一新します。
長く使うほどに愛着も美しさも増していく「鉄瓶 柚子」です。


 

鉄瓶の扱い方
  • 【購入してはじめにすること】
    中を軽く水洗いし、2~3回繰り返しお湯を沸かします。
    お湯が澄んでから飲用してください。
     
  • 【湯垢をつけましょう】
    はじめの2週間程度は毎日使用するようにしてください。
    使いはじめて数日経つと内部に赤いサビのような斑点が現われますが、
    そのまま使っていると早ければ1~2週間後くらいから白い湯垢がつきはじめます。
    これが「金気止め」と呼ばれる作業です。
    以降は内部が徐々に白い湯垢に覆われて、サビがつきにくくなっていきます。
    また、この湯垢にはお湯をまろやかにしてくれるメリットも。
     
  • 【使い終わったら】
    乾燥させ、風通しのいい場所で保管します。
    鉄瓶を傷めるため、水を入れたままにせず、使ったら都度中を空にします。
    鉄瓶が熱いうちに中を空にすると余熱で水分が飛び早く乾きますが、水分が残った場合は様子を見ながら弱火にかけ(1分前後)水気を完全に飛ばします。(空炊きに十分ご注意下さい)
    サビ止めになる酸化皮膜や、内側の湯垢を落とさないようにするため、
    使用後も内側を拭いたりこすったりせず、水分を飛ばすだけにします。
    外側は乾いた布でやさしく拭くか、お茶を含ませ固く絞った布で押さえると、
    鉄本来の黒々としたツヤが出てくる効果もあるようです。
    クレンザーやタワシは内外ともに使わないでください。
     
  • 【内側に赤サビが出たら】
    内部が赤くても、水が透明で濁っていなければ問題ありませんので、
    絶対に内側を拭いたり強くこすったりしないでください。
    水がにごるほどサビが出てしまった場合、まだ内部が安定していない時期の可能性があります。
    何度も湯沸しを繰り返し、湯垢の発生を促してください。
    その際内部を乾かすときには空焚きの状態にはせず、
    沸かしたときの熱を利用して乾かしてください。
    何度かこの工程を繰り返すことにより、徐々に湯垢がつき、お湯の赤みが薄れていくはずです。

    またこの工程を繰り返しても落ち着かない場合は、メーカーにて修繕が必要となります。
    その場合、内部に再度「焼き抜き」を行うことになります。
    その際に表面の漆も焼け飛んでしまうため、表面も漆で仕上げ直します。
    料金については状態によって金額が変りますので、まずは当店へご連絡ください。
     
  • 【長期間使用しなかったら】
    慣らし期間が終わった後もなるべく月に1度程度は使用することで、
    鉄瓶をいい状態に保ことができます。
    長期間使用しなかった場合は、使いはじめと同じ作業を行ってください。
バリエーション&商品詳細

クリックで拡大画像をご覧いただけます。

  • 美しい曲線を描いている注ぎ口。本体からするりと伸びた注ぎ口で、注ぎやすくなっています

  • 取っ手は固定されており、倒すことはできません

  • やわらかな曲線を描いている持ち手も鉄製。火にかけると熱くなるので、布巾やミトンなどをお使いください

  • 内側は暗灰色に赤茶色の斑点が見られる場合があり、ざらざらとしています。これがサビ止めとなる黒サビ。決して洗い磨きをしないでください

  • 底部分は「柚子 肌」も「柚子 あられ」も同じです

  • 蓋の裏面。シンプルなつくりです

  • 注ぎ口の下には、「南部 釜定」の堂々たる文字があります

  • 材質

  • >> お手入れについてはこちら
  • サイズ
  • 約φ158×(注ぎ口含む195mm)×H230mm
  • 容量
  • 約1900ml(満水)/約1330ml(7分目) ※容量の計測方法について
  • 重量
  • 肌:約1.61kg
    あられ:約1.72kg
  • 備考
  • 直火:○ IH:△ 電子レンジ:× オーブン:× 食器洗浄機:×
    ※底面はφ95mmのため、IHの機種によっては非対応の場合があります。 詳しくはお手持ちのIHの取扱説明書等をご確認ください。
釜定(かまさだ)について

釜定は、岩手県盛岡市で100年以上の歴史のある南部鉄器の老舗工房。
現在では欧米での個展開催やフィンランド在住経験のある
三代目、宮伸穂氏がそのデザイン・制作を手がけています。
連綿と受け継がれてきた南部鉄器の技術と、
どこか北欧のデザインを彷彿とさせるようなデザインが融合し、
現代生活にすんなりと馴染む使いやすいかたちが魅力です。

釜定の工房を訪ねて
  • ご購入の前に知っておいていただきたいこと

    クリックで拡大画像をご覧いただけます。

  • 手仕事で一つ一つつくられるため、表面に凹凸が見られる場合があります。ご了承ください

  • 手仕事で一つ一つつくられているため、かたちやサイズなど個体差があります。ご了承ください

  • その他のご注意
    >> 鉄瓶の内側はサビ止めのため、酸化被膜である黒サビをつける焼きつけが施されています。暗灰色に赤茶色の斑点が見られ、ざらざらとしていますが製品仕様です。黒サビが剝がれてしまうので、内側は洗い磨きをしないようにしてください。
    >> 鉄瓶の内側は水漏れ防止のために部分的に漆を塗って補強している場合があります。使いはじめにその箇所が赤く変色する場合がありますが、サビとは異なる自然の変化ですのでご安心ください。
    >> 取り扱い説明書をよくお読みのうえご使用ください。
    >> メーカーの品質基準をクリアしたもののみ販売しております。また、当店でもさらに検品を行った後に、お客様にお届けしております。

    【使用上のご注意】
    >> 使いはじめの2、3回は水を替えながら、沸かした後にご使用下さい。
    >> ご使用後は必ず鉄瓶の中の水を捨てて、余熱か弱火で完全に乾燥させてください。
    >> 内部には絶対に手を触れたり、洗い磨きをしないでください。
    >> 内側に赤くサビが現れることがありますが、沸かしたお湯が澄んでいれば、鉄がこなれるまでの変化の過程であり問題ありません。
    >> 取っ手は熱くなります。取り扱いの際には鍋つかみをご使用ください。