秋田県の日本を代表する伝統的工芸品、大館（おおだて）曲げわっぱ。
現代の暮らしに合う曲げわっぱを提案し続ける「りょうび庵」の「米びつ」は、
予想外のサイズで、曲げわっぱの新たな魅力を教えてくれます。

大きさはお米2kgを保存できる「2kg」と、5㎏が入る「5kg」。
どちらも秋田杉の美しい柾目（まさめ）が楽しめ、
仕舞い込むにはもったいない佇まいをしていますが、そこは心配ご無用。
ウレタン塗装が施されているから、万一汚れてしまっても
水と食器用洗剤を使ってきれいに洗い流すことができるのです。
油の飛び散りなど、何かと汚れが気になるキッチンに出しておいても安心です。
そして1合の計量カップ付き。
曲げ板の技術を活かした計量カップは、
ただの「付属品」の域を越える、端正な佇まいをしています。

この米びつ、その美しい姿ゆえ、
お米の保管だけでなく、時に見せる収納にも使いたくなります。
そもそも曲げわっぱの強みは、曲げ板技術による薄さと軽さ。
持ち運びが億劫にならない上に、ウレタン塗装が施されているため、
日常で使えるシーンもグッと広がるのです。

例えば「2kg」にはお菓子や調味料の細々とした袋物を入れたり、
急須と湯呑みなど、お茶セットをまとめておくのもいいですね。
「5kg」には布物などかさばるものの収納にも。
他にもブレッドケースとしてパンやジャムを入れて
カウンターキッチンに置いておいて、曲げわっぱごと食卓に移動。
蓋は飲み物や食事を運ぶお盆としても使えます。

食べもの、布もの、趣味のもの......中に入れるものは、後から考えたっていいんです。
曲げわっぱが空間にあることがうれしいから。