卵を溶くためだけにある道具。
ただそれだけ、なのですが、
それだけに、卵料理に目のない方、お弁当の定番と言えば玉子焼き、な方には
見逃せない「イイトコ」の「Toku／玉子溶き」です。

生卵を割ると、卵黄と卵白の間に白い塊がついているのがわかります。
これは「カラザ」と呼ばれ、
黄身の位置を固定させ、衝撃から卵を守るはたらきをしているもの。
重要な役割を担っており、実は栄養も豊富なカラザですが、
見た目や料理の口当たりが悪くなる、という問題点も。
そんなカラザを簡単に取り除けて、
卵白も細かく切って滑らかな仕上がりの溶き卵にしてくれるのが
この「Toku／玉子溶き」です。

先端にあるギザギザのついた丸いリングで、
卵白を素早く細かく切って混ぜることができます。
混ぜ始めて10秒ほど経ったでしょうか。
卵黄と卵白が溶け合って
やわらかいクリームイエローの液体ができ上がり。
いつもしっかり混ぜたい時には時間をかけたり、
泡だて器を使って混ぜていたのですが、
その一生懸命混ぜ続けた後の仕上がりが、チョチョイっとできてしまいました。
これなら忙しい朝でも、玉子焼きやスクランブルエッグを
ささっと、きれいな色味でつくれたり、
茶碗蒸しやプリンなど、滑らかな食感が特徴の料理をつくるときにも大活躍。
効率や仕上がりを上げてくれるアイテムなのは間違いありません。

これから何百回とつくるであろう溶き卵の仕上がりを
短時間で完璧にしてくれる、としたら……。
うん、価値ある道具です。