「どこかで出会ったことありますよね？」と聞きたくなるような、
懐かしい雰囲気をまとった人っていますよね。
「白山陶器」の「ブルーム」シリーズは、そんな存在。
懐かしさと親しみ溢れるその模様は実は特定の植物からきたものではなく
色んな種類の花や葉、実の要素を抽出してデザイン化したのだそう。
だからでしょうか。 懐かしいけど、ずっと使いやすい普遍性があります。

その「ブルーム」シリーズの「お茶わん」。
サイズは「大」と「小」の２種類あります。
背は高すぎず、ふっくらと広がる側面、
高台がほどよい大きさで持ちやすいのです。
「大」の方が厚み、重みがあって安定感のある印象。
「小」は子どもも楽々持てる、小ぶりで軽い仕上げ。
小盛りでふんわりとよそったご飯が映えるので、
子どもだけでなく、お米好きの大人にも、ぜひ。

呉須の染付は、枝部分はハンコ、その他の花や実は手描きで、
筆の重なり合う部分など、濃淡も楽しめます。
花や実の手描きのやわらかさと、パッキリした枝模様のいいバランス。

清潔感のある白を背景に、爽やかな紺色が映える白磁の飯碗は、
楚々とした花一輪をテーブル脇に活けたような存在感。
落ち着きと元気を両方くれる、そんな「ブルーム　お茶わん」です。