一枚一枚、釉薬の微妙な表情の違いが楽しい白磁の長角皿シリーズ。
手仕事とプロダクトのほどよい間を目指すイイホシ ユミコさんの
「rectangle（レクタングル）」には、使いやすさと心地よさが同居しています。

魚料理を想定してつくったという長角皿は、２種類のかたちから選べます。
秋刀魚を丸ごと一匹のせたり、お刺身を真横に並べたりしたくなる 細長い「hoso（ホソ）」と、
主菜や副菜、切り身の魚にも使いやすい、長方形に近い「kaku（カク）」。

メインの料理に野菜を添えるときやおかずを数種類盛りつけるとき、
全体のバランスを取りやすいのが長角皿のいいところ。
「kaku」は、大皿料理を取り分ける取り皿にもちょうどいいサイズ。
また、大勢集まったテーブルにスマートに収まり、
場所を取らないのも長角皿ならでは。

色は「shiro」、「bengara」、「sumi」の、
どれも落ち着きあるマットな３種類から選べます。
「shiro」は、あたたかみのあるやわらかな白。
「sumi」は、黒というよりやさしい墨色。
ぽわぽわと小さな点々が漂っているようなもの、
光の当たり方によってメタリックに見えるものなど、
一枚一枚、表情はさまざまです。
「bengara」は、少し赤みがかった落ち着きのある茶色。
実はこちら、「sumi」を試作する段階で、
鉄分を調整していたところ偶然生まれた色だそう。

かたちの違い、色の違いで計６種類のバリエーション。
色違いを取り混ぜてコーディネートを楽しむのも、
シックで素敵です。

高台がなく、ほどよい厚みと重さで安定感があります。
角皿とはいえ自然と手に馴染む丸みもあります。
かたちから釉薬の色味や質感まで、細かなディテールにこだわった「rectangle」は、
他の器たちとも相性のいい、日々使うのに申し分ない器です。