日本人ですから、やっぱり、ごはんにはお茶。
そして朝には煎茶、夜にはほうじ茶。そんな飲み分けも趣があっていいものです。

熱いお湯を急須に注いで、茶葉がひらいた頃、とぽとぽと湯呑みへ。
湯気のたつ湯呑みをそっと両手で持ってお茶をすすれば、老若男女を問わず、ほぅっとひと息ついてしまって、
しみじみと、日本人でよかった、なんて思ってしまうのものです。

そんな至福のお茶の時間に華を添えるのは、
金物産業で名高い新潟県燕市に工房をかまえる、老舗の金物道具店、工房アイザワのポット。

ツヤ消しのステンレスでかたちづくられた、すとんとした寸胴の本体から、
すっと伸びる孟宗竹（もうそうちく）の持ち手。

本体の上に、アーチ型に持ち手が付いているのが「弦手」。
昔ながらの急須のスタイルは、持ちやすく、
少し手首を傾ければスムーズに注ぐことができます。

そして、本体の横に、弓状に持ち手が付いているのが「横手」。
一切の無駄を省いた、シンプルなデザインは、"機能美"という言葉を連想させます。
日本茶から紅茶まで、和洋を問わず使えそうです。

「弦手」も「横手」も、大きな茶こし付きで、中を洗いやすい広い口。
１、２杯のお茶にちょうどいい、軽くて持ちやすいサイズ感。
何より、落としても割れない丈夫なステンレス製は頼もしい。
どんな食卓にもすっと馴染んで、使い勝手は抜群です。

まだお気に入りの急須やポットにめぐり会えていないなら、
この「ストレートポット」がすっとはまるはずです。