こんな「ジューサー」なら、
棚にしまい込んだまま……なんてことにはならないはずです。
片手で楽々扱える大きさ。
熊本で採れた天草陶石に石灰釉をかけて仕上げた硬質な磁器は、さっと洗えて清潔。
シャープな曲線を描く搾り器と、
片口のポットがセットになった「東屋」の「ジューサー」は、
まずその美しい姿にキッチンの空気が引き締まります。

上部の搾り器は、半切りの果実が最後の一滴まで搾れるようにと、
膨らみのかたちや溝の深さが研究しつくされてできたかたち。
そのおかげで、無理な力をかけなくてもスルスルと搾れて、
果汁と細かな粒だけが、きれいに漉し取られます。
搾り器の受け皿には、ほどよい大きさの穴が開いているので、
種や果皮はポットに落ちずに、受け皿に残るのです。

搾った果汁を受け止めるポットは、
細く尖り、釉薬を薄く仕上げた注ぎ口がついているから、
注ぐときも、液だれしにくく快適です。

サイズは、「No.１」、「No.２」、「No.３」３種類。

レモンにぴったりなのは、「No.１」と「No.３」です。
どちらも搾り器のサイズは同じ、ポットの容量が異なります。
「No.１」は満水で約220ml。
レモンを搾ったら搾り器を外して、
ポットで直接オリーブオイル、ビネガーやマスタードを混ぜて。
たっぷりのドレッシングやポン酢などもつくりやすい大きさです。
注ぐときに持ちやすい取っ手もついています。

一方「No.３」は、満水で約170ml。
ポットに取っ手はなく、高さも「No.１」より低いから、
食卓で搾るときにも邪魔にならず、
食器棚のちょっとした隙間にも収納しやすいコンパクトさです。
レモン１個を搾ると、だいたいポットの半分くらいになりました。
シンプルにレモンを搾るだけなら十分なサイズです。

レモンより直径が大きいオレンジやグレープフルーツには、
搾り器自体が大きい「No.2」を。
ポットも満水で約480mlと大容量。
瑞々しく果実感のある贅沢な生ジュースを、たっぷり受け止めます。
搾り立ての美味しさは、やっぱり格別。

でき立てのドレッシングやジュースは、ポットごとテーブルへ。
注ぎやすさ、液だれしにくいデザインだけでなく、
その爽やかな存在感に頬が緩みます。