パン皿 (柴田慶信商店)
大:7,000円(税抜)/小:3,000円(税抜)
柴田慶信商店。その屋号である柴田慶信氏の三男であり、二代目である柴田昌正氏と
日用品デザイナーの大治将典氏とのコラボレーションによって生まれた、「マゲワ」シリーズのパン皿。
曲げわっぱの伝統的な技法を生かしながらも、今の暮らしにすんなりとなじむ、使いやすいお皿です。
盛った料理をおいしくする
秋田杉の秘密
正直、一瞬食べ物を置くことを躊躇してしまうくらい、
寸分の狂いもなく仕上げられた
凛とした佇まいの美しいパン皿。
2011年度のグッドデザイン賞も受賞しました。
審査委員は、「洋食の文化にいさぎよく
和の技術を生かした企画性」を高く評価したそうですが、
まさに「いさぎよい」までに、見た目まで日本的なお皿。
けれど、いざ使ってみると、何を盛ってもなじむ、
和洋を問わない、その柔軟性に驚きます。
さらには、トレイやちょっとした膳として、
料理を盛る「器」以外の使いかたもできるところ。
あらためて、日本の技術とデザイン性の高さ、
そしてその柔軟さに感嘆してしまうような品。
いえ、感嘆すべきはそれだけではありません。
使い手にとっては、器が料理をおいしそうに
演出してくれるだけでもうれしいものですが、
このパン皿は、実際に「おいしく」してくれるのです。
秋田杉の柾目(まさめ)部分を使い、
無塗装で白木のまま仕上げているため、
焼きたてのトーストの蒸気を、
杉がいい具合に吸うのです。
すると、パンの裏側が蒸気でふやけることなく、
最後まで焼きたてのさくっとした食感を楽しめます。
さらに。杉のほのかな香りが皿に盛った料理に移り、
上品なスパイスのように香ります。
パンでもおにぎりでもおかずでも、
料理の仕上げ、秋田杉にまかせてみてください。
パン皿の小は、食パンが少しはみ出るくらいの大きさ。カットしたバゲットや、料理のおかずをのせるのに◎。大は食パンやおかずはもちろん、トレイとしても使えます。
柴田慶信商店について
東北を代表する伝統工芸品のひとつ、秋田の大館曲げわっぱ。柴田慶信商店は、樹齢200年以上の天然の秋田杉を用いた、伝統ある曲げものの制作を行う工房です。美しい製品は世界中で数々の賞を受賞し、柴田慶信氏は皇太子殿下の前で実演を行ったこともあるほど。一方で、その技術を生かしつつ、若手デザイナーとのコラボレーションなど、現在の生活に馴染む、新たな製品つくりにも挑戦し続けています。
- 材質
- 本体:秋田杉 綴じ部分:山桜
- サイズ
- 大:250×195×17mm 小:185×145×17mm
- 備考
- 直火:× IH:× 電子レンジ:× オーブン:× 食器洗浄機:×