管理栄養士・美才治真澄さんに教わる、二十四節気の食べごろレシピ 2016 大寒
2016年1月公開
二十四節気、最後の冬の節「大寒」。今が一年で最も寒い時期になります。
この冬は暖冬だったせいか、ようやく感じる冬らしさに
少しわくわくするような、でもやっぱり寒いのは嫌だったり……。
せっかくですから、寒い時期にしかできないこと、美味しいものを楽しみましょう。
大寒の献立
レモンステーキ
調理時間:10分
379kacl(もも肉の場合/1人分)
寒いからこそ、がっつりお肉でスタミナ補給。
とはいえ、薄切りの牛肉を使うので、そんなに重たくは感じません。
鉄鍋のまま食卓に出せば、みんなで盛り上がれること間違いなしの一品です。
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材料(2人分)
牛薄切り肉…200g
玉ねぎ(薄切り)…1/2個分
ミニトマト…8個
バター…小さじ2
(ソース)
玉ねぎ(すりおろし)…1/4個分
にんにく(すりおろし)…1片分
しょうゆ…大さじ4
みりん…大さじ2
酒…大さじ1
バター(角切り)…2個
レモン(薄切り)…1/2個分
万能ネギ(小口切り)…適宜
つくりかた
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1.
ソースの材料をすべて合わせます。
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2.
フライパン(鉄鍋がおすすめです)を強火にかけ、煙が出るくらいまでしっかり熱したら、バターを入れて溶かします。
3.
玉ねぎを一面に広げて軽く炒めます。トマトも入れます。
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4.
3の玉ねぎがしんなりしてきたら、その上に牛肉を並べます。
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5.
1のソースを回しかけます。
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6.
肉に半分くらい火が通ったらレモン、バターをのせます。仕上げに万能ネギを散らし、熱々のうちに食卓へ。
【ポイント】
鉄鍋の場合、蓄熱効果により、火を止めた後も徐々に肉に火が通っていきます。別の皿に移したりする場合には、お好みの焼き加減にしてから移してください。
栄養のまめ知識
*長崎、佐世保の名物料理“レモンステーキ”。お箸で食べられるステーキです。薄切りの牛肉を使い、すきやきのような要領でつくります。地元では鉄板に残った汁にご飯を入れて食べるのがポピュラーなようです。
*牛薄切り肉はお好みで部位を代えてみても。あっさり食べたい時は脂肪の少ない「もも肉」や「ヒレ肉」を、今日はごちそう!という日ならサシの入った「ロース肉」や「カルビ(バラ肉)」などにしてみては。
料理に使った器や道具
美才治 真澄(びさいじ ますみ)
管理栄養士 / フードコーディネーター
香川栄養専門学校(女子栄養大学短期大学部)卒業後、管理栄養士・荒牧麻子氏に師事。のちブラジル・バイーアへ料理留学。帰国後ヴィーガンカフェ “Cafe Eight”のフードディレクターとしてケータリング・商品開発の企画運営に携わる。 現在はフリーランスとして、企業、メディアに向けたメニュー提案及び調理&スタイリング、栄養相談、料理教室、オーダーメイドケータリングなどを中心に活動中。女子栄養大学生涯学習講師。
著書に「満たされスープ」(世界文化社)、「かわいい!カラフルお弁当」(女子栄養大学出版部)。監修を手がけたものに「ギャル曽根流 大食いHAPPYダイエット」「世田谷農家に教えてもらう本当においしい野菜の食べ方」(ともにマガジンハウス)ほか。「ELLE a table」「VOGUE」「anan」「Hanako」「Tarzan」など各誌でも活躍中。ちなみに「トルコトラベルブック」(東京地図出版)は、cotogoto店長・涌井との共著本。
HP:http://bisaijimasumi.com/