普段のお弁当をワクワクさせる正方形

気負わず、無理せず、自由に、のマインドでお弁当生活が続けられそう。
福岡県の糸島市にある木工房「杉の木クラフト」の 「正方形弁当箱」を眺めていたらそんなことを考えました。

長方形もしくは楕円形の弁当箱はよく見かけますが、こちらは珍しい正方形の弁当箱。

洗いやすい、丸みをおびた角は、内側に切り込みを入れて曲げる「挽き曲げ」という加工。

曲げわっぱのように側面で繋ぎ合わせた部分はデザインのアクセントにもなっています。
まるで小さな重箱のような風情は、普段のお弁当に少しのワクワク感を生みます。

全体に、漆を塗って布でぬぐう拭き漆が施されています。
杉の木目や自然な色味、調湿力はそのままに、ご飯の余分な水分を吸ってくれるので、おひつに移したご飯のようにふっくら。
杉の木の爽やかな香りもほんのり漂います。

深さの異なる２サイズ展開

容量460mlの「正方形弁当箱」は、小さな子どもや少食の人向け。
いなり寿司や俵型のおにぎり、耳のないサンドイッチ用の食パンでつくったサンドイッチがきれいにおさまります。

「正方形弁当箱」の1.5倍ほどの深さの 「正方形弁当箱　深型」は容量670mlとたっぷり入ります。
一般的な食パンを使い、耳をカットして半分に切ったサンドイッチがシンデレラフィット。
意外と一つでお腹の膨れるベーグルサンドや、親子丼、ハンバーグ丼、といった丼ぶり弁当、のっけ弁当にも。
挟むだけ、のっけるだけと、弁当と呼ぶのすら躊躇するほど適当でもいいのです。
とにかく、ゆるく気楽に、がお弁当を続けるコツ。
自由に楽しみましょう。

お手入れは簡単、修理して長く使える

撥水性のある拭き漆仕上げで、揚げものや色の濃いおかずもどんとこい。
使ったら中性洗剤で洗うだけです。
使う頻度が高いから、お手入れは楽に越したことはありません。

日々愛用するうちに、漆が擦れて木肌がのぞいたり、割れや欠けが生じたら 修理・修繕の相談にものってくれるそう。
直しながら使い続けられる、一生もののお弁当箱です。

全サイズの容量を比較してみました！

「杉の木クラフト」の弁当箱には、「正方形弁当箱」の他にもかたち違いで全９種類あります。
「どのサイズがいいのか分からない！」という方のために、実際にお弁当やサンドイッチを詰めながら、サイズを比較してみました。

【お弁当を詰めてみました】

「弁当箱」、「正方形弁当箱」各サイズに、一般的なお弁当の中身を詰め替え、それぞれご飯やおかずがどれくらい入るかを検証。

【サンドイッチを詰めてみました】

「サンドイッチ弁当箱」各サイズに食パンのサンドイッチがどれくらい入るか比較しました。

杉の木クラフトについて

福岡県糸島市にある木工房。
日本固有の木を大切に使いたいという思いから、
杉の木を素材に器から時計にお盆、本棚といった家具まで、生活に役立つ道具をつくっています。
人が植え、育てられてきた杉の木は軽くて、あたたかかくて、やさしい木。
日本で育った木材で、永く使えるものづくりを心がけています。