ジーンズにTシャツで買い物、そんな日常の景色にも馴染み、
お洒落をした夏の装いにも組み合わせたい
天然のあけび製の手提げかご２種類が届きました。

青森県で採れる良質なあけびを原料として
編組品の生産が盛んな青森県の職人が編み上げるのは
「細目こだし編　６寸」と「薄型並み編みグニ手　特小」。

ざっくりと交差するあけびの蔓の編み方に透け感のあるのが「細目こだし編　６寸」。
「こだし」とは山菜採りなどに使われる背負いかごのこと。
隙間を残しつつ、縦横のつるを交差させて、締め上げながら仕上げていく昔ながらの技法は、
用途に十分な網目の細かさを確保しつつ、軽さも実現するもの。
ころりとかわいらしいかたちとサイズ感。
お財布、ハンカチ、スマホと扇子など必要最低限のお気に入りと共に
身軽にお出かけしたいイメージです。
好みの柄の巾着にまとめて入れて、
網目のすき間から内布を見せるおしゃれも楽しめます。

深さが加わって水筒、日傘なども立てて納まるのが「薄型並み編みグニ手　特小」。
青森の言葉で三つ編みを意味する「グニ手」が施されている持ち手部分は、しなやかな強さが感じられます。
腕にかけて持てるので、洋服でのお出かけにも便利です。
角がなく、丸みのある側面の仕上げも、より女性的な印象。

憧れている人も多い、あけびのかごバッグ。
現在では、良質な材が減ってきているのに加え、つくり手の高齢化も進み、
入荷数は少なく、貴重なものになりつつあります。

そしてあけびは、使い込むごとに手の脂で磨かれ、艶の増していく素材。
ぜひお早めに装いに加えて、育てていってほしい道具です。

はじめの一つとして申し分ない、
風合いがよく、装いのアクセントにもなっていくれる「あけび　手提げかご」を
迎え入れてみてはいかがでしょうか。