例えばミニカーだったり、街並みの模型だったり、
あるいは人形の家のテーブルセットも。

小さく精密につくり込まれた世界に「きゅんっ」と心ときめく人はきっと多いはず。
その再現度が高ければ高いほど、なおさらです。

「東屋」の「醤油差し No.2」は
定番で人気の「平急須」をそのまま小さくしたような、なんとも愛らしい姿です。
つくり手も急須と同じく愛知県常滑市の高資陶苑（たかすけとうえん）。

急須の４分の１程度の小ささにして、機能性も負けず劣らず、
ただかわいらしいだけでは終わらないのが、このしょうゆ差し。

繊細な注ぎ口から注いだときの注ぎやすさ、水ぎれのよさもそのまま。
そして、急須と同じ「蓋すり」という技術で仕上げた蓋はぴったりと本体にはまって、
傾けたときに蓋から液体が漏れるのを防ぎます。

手のひらにのせても軽々とした薄手仕上げで、取っ手には指１本が入るほど。
この小さな容れものに詰まった高度な職人技を思うと、じわじわ感動が押し寄せてきます。

使う分だけ注いで新鮮なうちに使いきれる容量だから、
「いつのしょうゆだかわからない」なんてことにはなりません。
使わないときでも、目につくところに置いて眺めて楽しみたいその姿。
薄手で繊細な質感は、おもてなしの席にぴったり。
お客様の目と指先を楽しませる食卓のアイテムになること間違いなしです。