理科の授業で使われるフラスコのようでいて、それとは一線を画す独特のかたち。
筒部分の太さや、きりっとした注ぎ口が、
男前なシルエットをつくる「コーヒーサーバー」は
吹きガラス工房「STUDIO PREPA／スタジオプレパ」のデザインです。

製作を担当したのは、耐熱性の業務用ガラス製品を得意とする「小泉硝子製作所」。
筒と本体を別々につくって接続するのではなく、
熱したガラスを型に一気に吹きこみながら仕上げる手法に
熟練の技術が活かされています。

透明なガラスに映えるのは、ウォールナット製で重厚感あるハンドル。
鹿児島を拠点とする家具工房「Roam／ローム」が家具の端材を使って製作しました。
抑えとなる金具をぽんっと外すだけで、簡単に着脱できる仕組みです。

持ちやすい高さや注ぎやすい方向に調節できるので、
好みや利き手に合わせることができます。

サーバーのみの「ハンドルなし」も購入可能です。
デキャンタとしてサングリアやレモンミント水を。
底面の広い耐熱ガラスだから、お茶を淹れるときも茶葉が泳いでしっかりと抽出ができ、
氷の上から熱い飲み物を注いだときにも冷えやすく便利です。

安定感のあるかたちは、花瓶としても。
ブーケも、一輪だけ差しても収まりがよく重宝します。

容量は球体の部分いっぱいに注ぐと約560mlで、コーヒー２～３杯分ほど入ります。
このサーバーから注がれたコーヒーには
招かれたお客人からの期待も否応なく高まっていることも、お伝えしておきます。