料理家である渡辺有子さんがディレクションを務め、
東京・代々木上原を拠点に国内外の食や暮らしの道具を扱うお店
「フードフォーソート／FOOD FOR THOUGHT」の「花リムプレート」と「花リムスーププレート」。

南仏で20世紀初頭頃までつくられていた、
淡黄色の土の上に錫釉をかけた「ファイナンス焼き」に見られるような
ゆるやかなカーブが花びらのように連なる縁取りが、控えめながらも華やかさを添えます。

料理を引き立てるのは、「Paperwhite（ペーパーホワイト）」シリーズ独自の釉薬です。
真っ白というよりは、古いノートをめくっているような懐かしさとあたたかみを感じさせる色。
黒点も所々に混じる釉薬は、手作業により１枚１枚のプレートにかけられています。
シャープな印象になりがちな磁器にやんわりと厚みと表情が加わるのです。

そうはいっても、磁器ならではの使い勝手も健在です。
電子レンジも食洗機にも対応。
見た目よりも軽くて、普段使いにも心置きなく使えるのは、
アンティークではない現代の器だからこそ。

サイズは４種類。
たっぷりゆったり余裕のあるリムが余白となって、料理を引き立てます。

銘々皿として、おつまみのチーズを盛り合わせたり、
和菓子やシュークリームも似合う「花リムプレート　S」。

鶏肉のグリルやローストビーフなど、
ボリュームのあるメイン料理を取り分けるなら「花リムプレート　M」。
ミントを添えたチーズケーキなど、
カットしたケーキはこちらにバランスよく収まります。

１人分のフレンチトーストやパンケーキは「花リムプレート　L」にのせて。
デミグラスソースのオムライスも似合います。
リムの高さがほどよく出ているので、
スプーンで最後まですくいやすいのも、うれしいポイント。
フィナンシェやパウンドケーキを並べれば、
素敵なティータイムの演出もこのお皿１枚でできてしまいます。

しっかり深さが加わった「花リムスーププレート」には、
カボチャのポタージュの黄色もボルシチの赤もよく映えます。
カレーやミートソースのパスタも、いつもより美味しそうに見えるから不思議。

急な来客があったら、まずはこのお皿に盛りつけて……。
サイズ違いで重ねれば、重なる花びらが一段とおもてなしの演出を盛り上げます。

普段使いから、よそいきまで、使い方のヒントも添えて、新生活をはじめるあの人に。
もちろん料理好きのあの人にも、きっと喜ばれる贈りものになるはずです。