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馬の目 皿 (瀬戸本業窯)
焼きものの街、愛知県瀬戸で250年以上に渡り、
人の手でつくることを大切に製陶を続けている「瀬戸本業窯(せとほんぎょうがま)」から
「馬の目皿」が届きました。
ろくろ挽きされた瀬戸産の白い陶土の上に
ぐるんぐるん、と勢いよく描かれた渦巻き模様が連なって縁を彩ります。
ほぼ等間隔、同じ大きさに模様を描くには、さりげないようで、熟練の技と感覚が必要です。
江戸時代後期から明治初期にかけて多く生産されたというこの器は、
その模様を馬の目に喩えてこの名がつけられたのだそう。
「民藝運動」の中心となる柳宗悦らも紹介したことにより、
多くの民藝愛好者に長らく愛されています。
ぽってりと全体的に厚みのある器は、
中心部から自然なカーブで縁に向かって立ち上がり、程よい深さを出します。
模様は2色。
馬の目皿として定番とも呼べるのは、茶色の「鉄」絵の具。
藍色がかった「呉須」は、白味の強い陶土と鮮やかなコントラストをつくりだします。
インパクトのある柄なのに、盛りつけてみると、
似合う料理は和洋問わないことが分かります。
カットしたケーキや焼き菓子、豆大福に、
そして毎日の食卓の取り皿にもぴったりなのが「5寸」。
しっかりした深さを活かしてカレーや ソースたっぷりのパスタにも使いやすい「7.5寸」。
鯛の煮付けや肉じゃがをごろりと、
テーブルのメインになる料理もしっかり引き立てます。
ほぼ透明に近い長石釉には貫入(かんにゅう)と呼ばれる小さなひびが見えます。
使い込むごとに貫入が増えたり、
その隙間から着色したりしてく様を愛でるのもこの器の楽しみの一つ。
瀬戸本業窯では器を1300度近い高温で焼成しているので、
素地が焼き締まり丈夫な器になります。
その堅牢さゆえに何十年と使うことができ、だんだんと深みが加わっていくのです。
何年か後の姿を思い描きながら、日々楽しみに使っていきたい器です。
バリエーション&商品詳細
クリックで拡大画像をご覧いただけます。
- 材質
- 陶器
>> お手入れについてはこちら - サイズ
- 5寸:約Φ150×H25mm
7.5寸:約Φ225×H45mm - 重量
- 5寸:約215~255g
7.5寸:約595g - 備考
- 直火:× IH:× 電子レンジ:△ オーブン:× 食器洗浄機:○
※電子レンジは温める程度であれば問題なくご使用いただけます。
温度差があるとシミができやすくなる可能性があるので、ご了承ください
瀬戸本業窯について
陶器のことを指して「せともの」と言われることからもわかるように、
一般な言い回しが定着するほどに製陶業が盛んで、
かつ歴史も古いのが愛知県瀬戸市。
その地に窯を構える「瀬戸本業窯」は、名前の通り、「本業焼」である陶器を
江戸時代から250年に渡り受け継いでいます。
「本業焼」とは、瀬戸焼が確立された鎌倉時代初期の頃から続く
瀬戸でつくられる土ものの器のこと。
現在は7代・8代後継を中心に10名以下の体制で作陶に取り組んでおり、
特に民藝思想に感銘を受けた先代・6代水野半次郎氏の方針により、手でつくることを何より大切にしています。
また「焼きものは使わなければ意味がない」の考えのもと、
瀬戸本業窯のつくる器は、毎日の使用に耐える堅牢さと、欠けや割れに強いのも特徴。
使うほどに増す味わいを楽しむことができます。
ろくろ含め、全て手作業でつくられる器。
そして自然素材を生かした釉薬が生み出す表情。
同じものは二つとなく、そして使い込むごとに表情が深まるのも瀬戸本業窯の器の魅力なのです。
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ご購入の前に知っておいていただきたいこと
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- その他のご注意
>> 一つ一つ手づくりのため、色合いや釉薬の溜まり方、濃淡、大きさなどには個体差があります。手仕事ゆえの味わいとしてお楽しみください。
>> 釉薬には、にじみ、ムラ、濃淡、凹凸、黒点、貫入(釉薬に入るヒビ)や傷のようなものなどが見られます。また釉薬の飛びや気泡による穴も見られることがあります。
>> 土や石の凹凸や、石が取れたことでできる小さな穴、引っかき傷のような跡が見られることがあります。また他にも製作中についた凹凸が見られることがあります。
>> 底面にがたつきがある場合があります。
>> メーカーの品質基準をクリアしたもののみ販売しております。また、当店でもさらに検品を行った後に、お客様にお届けしております。
【使用上のご注意】
>> 取扱説明書やブランド紹介などは同梱されていません。
>> ご使用の前には、目止めを行っていただくことをおすすめします。目止めは、色やにおい移りを少なくして、長く丈夫に保つために行うお手入れのことです。また、毎回使用前は水やお湯にくぐらせてから使用し、長時間汁気の多いものを入れたままにしないようにしてください。詳しくは、こちらをご覧ください。