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摺り漆 親子弁当箱 (小坂屋漆器店)
良質の木材に恵まれた信州、木曽路。
この地で地元の木材を使い、漆で仕上げるところまでを
一貫して行う「小坂屋漆器店」から、
たっぷり入って、食べ終わったらコンパクトにしまえる
「摺(す)り漆 親子弁当箱」が届きました。
上段が下段にすっぽりおさまる入れ子式の弁当箱。
実は、現在の三代目当主小島貴幸(たかゆき)さんが中学生だった頃の
切実な悩みを解消するために生まれたものでした。
当時は、鞄をぺったんこにして持つのが流行りでした。
でもお昼のお弁当はたくさん食べたい……、
でも荷物はできるだけコンパクトにしたい。
そんな悩みを二代目であるお父さんに相談したところ、
さまざまなアイデアと息子への想いが詰まった商品が誕生。
40年以上も続く小坂屋漆器店の人気商品となりました。
蓋板と底板部分には、伸縮性が低く漏れの心配が少ない、
耐腐食性、吸水性、保湿性のある木曽さわらを。
ねばりが強く、曲げものに最適な木曽ひのきは側面に。
側面の合わせは山桜の皮を使って綴じ、
全体は本漆の摺り漆で仕上げます。
木地に直に生漆を擦り込む摺り漆は、
「拭き漆」とも言われ、木曽地方に伝統的に伝わる方法。
漆ごしにほんのり見える木目の美しさが魅力で、
ときとともに、深い色合いから明るい飴色に変化していきます。
薄板を曲げてつくられる曲げ加工の技術により、驚くほど軽い仕上がりに。
見た目のコンパクトさも相まって、手に取ってみた瞬間、感動すること間違いなし。
食材がくっつきにくく、殺菌効果もある漆は、お弁当にも最適な素材。
お湯で洗えば、多少の油はささっと落ちます。
手にも目にもうれしい素材で、使いやすさも妥協しないのがいいですね。
名前の通り、親子で一緒に使ってもよし。
上段にはご飯を、下段にはたっぷりおかずを詰めて食べるもよし。
上段と蓋だけを使って1段のお弁当箱として使ってもよし。
お好みに合わせてお使いください。
親子の想いから生まれた「親子弁当箱」が、
皆さんの元にも美味しい時間を運んでくれるはず。
バリエーション&商品詳細
クリックで拡大画像をご覧いただけます。
- 材質
- 蓋板、底:木曽さわら(漆塗り)
側面:木曽ひのき(漆塗り)
留め具:山桜の樹皮(漆塗り)
>> お手入れについてはこちら - サイズ
- 上段(小):約W148×D95×H42mm
下段(大):約W146×D92×H47mm
蓋:約W140×D85×H8mm - 容量
- 上段(小):約290ml(満水)/約232ml(8分目)
下段(大):約430ml(満水)/約344ml(8分目) ※容量の計測方法について - 重量
- 上段(小):約55g
下段(大):約45g
蓋:約30g - 備考
- 直火:× IH:× 電子レンジ:× オーブン:× 食器洗浄機:×
小坂屋漆器店について
長野県の木曽地方。
山に囲まれた同地方の冬は雪が高く積もり、
厳寒な気候は目の詰まった美しい木材を育むことでも知られ、
ひのき、さわら、ねずこ、あすなろ、こうやまきが
木曽五木と呼ばれています。
地域が生み出す材を活かした木曽漆器は、
伝統工芸品として全国的に知られています。
なかでも、植林したものではなく、
木曽で育った良質の天然木のみを使う「小坂屋漆器店」は、
そばの道具や曲げ物を得意とする工房です。
現在は伝統工芸士の小島貴幸さんが三代目として、伝統を受け継いでいます。
多くの地域伝統産業と同じく、もともとは分業制であったものの、
つくり手の数が減るにつれ、後継者のいなくなったあとを引き受けるようにして、
より多くの工程を自ら手がけるようになった小島さん。
今では原木を買うところから、漆の仕上げ作業まで全ての工程を一人で行っています。
こだわって選び抜いた木材と、地域に伝わる技術を美しいかたちにして届けてくれます。
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ご購入の前に知っておいていただきたいこと
クリックで拡大画像をご覧いただけます。
- その他のご注意
>> 天然木(無垢材)を使用しているため、同じ木であっても一つ一つその表情が異なります。またかたちのゆがみ、色やサイズの違い等があります。一期一会をお楽しみください。
>> 一つ一つ手作業でつくられているため、傷のような作業痕が残る場合があります。また、凹みなどはもともとの木の状態の場合があります。
>> メーカーの品質基準をクリアしたもののみ販売しております。また、当店でもさらに検品を行った後に、お客様にお届けしております。
【ご使用になる前に】
>> 使用前に一度水またはぬるま湯ですすぎ、やわらかな布でよく拭き取り、よく乾かしてからご使用ください。
>> 新しい漆器のにおいは、米ぬかに数日間入れておくと抜くことができます。においが気になる場合はお試しください。
【使用上のご注意】
>> 使用後はスポンジなどで素早く洗い、やわらかな布で水気を拭き取り、さらに乾いたやわらかい布で拭いてください。
>> 長時間湯水につけないでください。
>> 直射日光に当てないようご注意ください。変色や艶が消えたり、木地が変形してしまうことがあります。
>> 密閉ではありませんので、汁物は避けてください。
>> 付属の取扱説明書をよく読んでからお使いください。