真鍮の独特な存在感、それを存分にいかすカトラリーで人気の「Lue／ルー」から、
台所でも食卓でも活躍してくれるおたまが届きました。

岡山県瀬戸内市でつくられているLueには、
「ハンドクラフト」と「インダストリアル」の二つの部門があり、
今回紹介するおたまは、「インダストリアル」の
「鍋おたま（穴なし）」、「鍋おたま（穴あき）」の２種類。

「インダストリアル」は、Lueがつくった原型を元に、工場で製産しています。
同じかたち、同じサイズでの仕上がりは、機械だからこそ。
スタッキングできるのが魅力です。

「鍋おたま（穴なし）」は、大きめなスプーンと一般的なおたまの中間、
といったところでしょうか。
小ぶりに見えるのに、適度な深さがあるので、肉じゃがやカレーなどの
大きな具材も簡単にたっぷりとすくい上げられます。

「鍋おたま（穴あき）」は、穴が大きめなので水切り機能もバッチリ。
湯豆腐などにも使いやすいので、鍋料理には、２種類あると便利です。
とんすいなどの取り皿に重ねて置いてもちょうどいいサイズ。
食卓の上でも使いたくなる美しい姿は、真鍮の一体型だからでしょうか。
継ぎ目がないため、隙間に汚れがたまることもなく、お手入れがしやすく
衛生的なところもうれしいところ。

真鍮は、使い込むごとに、経年変化の味わいが楽しめるのも魅力の一つです。
空気中の成分と反応して、くすんだり黒ずんだりする性質があり、
光沢のある黄金色から、落ち着いた上品なゴールドに変化を遂げます。
はじめのうちは水垢がつきやすく、色も変化しやすいため、
気になってしまいがちですが、だんだんと落ち着いて目立たなくなります。
また、使うほどに表面が酸化することで、金属が保護され、
汚れやシミなどがつきにくくなります。
これにより、金属独特のにおいも軽減されます。

真鍮ならではの色の変化とともに、オリジナルなおたまをつくる楽しみを
ぜひ味わってみてください。