大根をおろしていたときです。
ん？なんだか楽だな、と気づいたのです。
力をかけなくてもするするおろせていくし、
どの方向に動かしても、みるみる大根おろしができあがっていきます。

明治40年創業。新潟県燕市の「ツボエ／tsuboe」から届いたのは、
「おろす」という機能に特化した製品を幅広く展開する同社が、
自信を持って打ち出した究極のおろし金です。



まずは、こだわりのおろし金部分。
四方向に対応するクワトロ刃仕上げで、
行って帰って、往復する間に2回おろせています。
鏨（たがね）で一本ずつ目立てをした刃は切れ味も抜群。

そして安定感。おろし金の厚みがしっかりしているだけでなく、
上下のツメが本体としっかり噛み合って、ずれることなく、安心して使えます。
滑りやすいところで使うときは、シリコン蓋をストッパーとして敷いても。
傾斜のついたデザインのお陰で、力をかけずともスムーズにおろせます。
わさびや生姜など、少量をおろすときには大きすぎるかもしれませんが、
大根や山芋、にんじんなど、たくさんの量をおろすときに
少ない力で楽におろせて腕が痛くなるなんてこもありません。

中には水切りざるが入っていて、受け止めた大根おろしをそのまま水切り。
底面に触れないよう底上げした高さなのも、心憎い気配り。
滑り止めとして使っていたシリコン蓋を今度は容器の蓋として使えば、
そのまま冷蔵庫で保存もできます。

丁寧に掘り起こされた本目立ての斜鋭刃は、
その切れ味で繊維を切るようにおろせて、
キメ細やかな、フワフワの大根おろしが楽しめます。
美味しい大根おろしが、あっという間にできるから。
焼き秋刀魚だけじゃなくて、蕎麦やサラダに、
もっと登場の機会が増えそうです。