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楕円形皿 (福光焼)
食材をのせる部分は円形なのですが、
両側に羽根のように指をかける部分のついた「楕円形皿」。
鳥取県で、河本さん親子が営む窯元「福光焼」のものです。
食べるときに手を添えやすい羽根のお陰で使い勝手もよくなって、
更には盛りつけのバランスまで取りやすくなって、
と言ったらでき過ぎでしょうか?
内径は6寸ほどで、取り皿やクリームを添えたケーキにも、
程よい深さがあるので汁気のある煮物の取り分けにも、重宝します。
釉薬の気泡がプチプチっと目立つ「益子黒」は、
チーズケーキのようなスイーツもキュッと引きしめて見せてくれます。
ほんわかと、斑紋が所々浮き出る「粉引」は、
刺身なんかも似合いそうです。
丸皿に、ひゅっと指をかけるとっかかり。
それだけのシンプルな要素が加わったことで、
すっと手が伸びてしまう不思議。
器の持つ嫌味のない個性、あたたかさに、心惹かれるからなのかもしれません。
バリエーション&商品詳細
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- 材質
- 陶器
>> お手入れについてはこちら - サイズ
- 約W205×D190×H30mm
- 重量
- 約425~470g
- 備考
- 直火:× IH:× 電子レンジ:× オーブン:× 食器洗浄機:×
福光焼について
「福光焼」。なんだかいいことがありそうな予感のする名前。
鳥取県倉吉市にある地域の名前を冠したこの名前は、
しかし、親子2人で営む窯の名前です。
民藝運動の中心人物・河井寛次郎氏の弟子であった
生田和孝氏のもと、丹波で修行を積んだ河本賢治さんは、
1980年の開窯以来、蹴ろくろ、登り窯という方法を守り作陶を続けてきました。
薪を使って焼き上げる登り窯も、回転が一定でない蹴ろくろも、
より効率的に均一なものをつくろうとするなら選ばない手段ですが、
人の力を超えた美しいものが生まれる喜びを知ってしまったつくり手には、
大きな魅力なのだそう。
登り窯の中で、薪の灰がかかってガラス質になり、
ところどころキラキラと輝く自然釉などは、その例の一つでしょう。
2016年の鳥取県中部地震の際には大きな被害を受けた同地域。
福光焼では、登り窯に詰めた器全てが割れてしまったのだそう。
再建には1年かかったそうですが、
今では一緒に作陶している息子さんと共に、
今後も時代に左右されないものづくりを続けてくださることでしょう。
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ご購入の前に知っておいていただきたいこと
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- その他のご注意
>> 登り窯で焼成しています。焼成時の位置の関係で、焼き色に個体差があります。
>> 釉薬に入るヒビ「貫入」が見られることがあります。
>> 製作過程で生じた凹凸が見られることがあります。
>> 底部分に、わずかながたつきが見られることがあります。
>> メーカーの品質基準をクリアしたもののみ販売しております。また、当店でもさらに検品を行った後に、お客様にお届けしております。