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鰹節削り器 (台屋)
刃物の産地・新潟県三条市の「台屋」から、
毎日使いたくなる「鰹節削り器」が届きました。
さらりとしたくるみオイル仕上げのブナ材が心地よい、優しげな長方形の箱。
そして、イメージよりコンパクトなことに驚きます。
高さは従来のものの約2分の1。
その理由は、定番の鰹節削り器によくある引き出しをなくしたこと。
背が低くなったおかげで収納しやすくなっただけでなく、
椅子に座った状態でも体重がかけやすくなり、
食卓で削りたてをサラダや冷奴に添えることができるのです。
削られた鰹節は、鉋台(かんなだい)の下部の箱に集められます。
そのまま滑り台状の傾斜を滑って、無駄なく使うことができるのです。
削りやすさのもう一つの理由は、
「青紙(あおかみ)」というプロ仕様の鋼にもあります。
職人が手仕事で一つ一つ丁寧につくり、
切れ味のよさはもちろんのこと、切れ味が落ちにくいのが特徴だそう。
しゅっしゅっしゅとリズムよく削れるので、
削りたての美味しさも手伝って、
気づいたらあっという間に鰹節が小さく削りにくくなってしまうかもしれません。
小さくなった鰹節には、補助器具の「台屋式 おさえ木」の出番です。
両端を握って、両手で鰹節を押しつけるようにすれば、
手が刃に触れる危険もなく、最後の最後まで鰹節を削り切れます。
台屋の「鰹節削り器」は全て、試し削りされた上で届くので、
届いたその日から使うことができます。
ただし、使ううちに鉋刃の調整は必要になります。
そんな時は、別売りの「かまぼこ木づち」を。
持ち手が無い分、手先の感覚で細かな調整ができるのです。
ナッツやビスケット、胡椒などのスパイスを潰すときなど、
別の用途にも活躍してくれます。
水洗い厳禁の「鰹節削り器」のお手入れには、
別売りの「かつばこブラシ」が活躍してくれます。
削った後、細かな粉を残したままにしておくと虫が発生することも。
ほどよいかたさと長さのある豚毛は、鉋台の四隅や鉋の隙間の削りかすをきれいにかき出します。
コンパクトなので、「鰹節削り器」の中に収納可能。
立てて置いておくこともできます。
台屋がすすめる「鰹節」も一緒に購入すれば、準備は万端。
今まで市販の削り節で満足していた方も、
削りたての鰹節の香りと味わいには驚かされるはず。
出汁をとる料理も楽しみになってきます。
キッチンで、テーブルで、ささっと削って、
格段に違う風味や鼻先に抜ける香りをお楽しみください。
【削り方】
- ①鰹節につけているカビ(粉)を乾いた布巾、ペーパータオルなどで軽く拭き取ります。
- ②頭側から削っていきます。頭側は細くくびれたかたち、尾側には皮がついています。
- ③皮のついた面を上にして、鰹節を下に押し付けながら、手前から真っ直ぐ勢いよく手を押して削ります。
※はじめての方でも扱いやすいよう、付属の取扱説明書には詳しい削り方やコツが記載されています。
【鰹節が小さくなったときは】
補助器具の「台屋式 おさえ木」を使うと、小さくても削りやすく安全です。
- ①小さくなった鰹節を、今まで削っていた面を上に向け鉋台に置きます。
- ②今まで削っていた平らな面にシリコンゴムを押し当て削ります。
※削って平らになった新しい面を上にすれば、元の削っていた面も削ることができます。
【鉋刃の調整の仕方】
メーカー側で試し削りをして出荷しているため、届いたらすぐにお使いいただけます。
使ううちに削りにくくなったときに調整してください。
- ①刃を出します。刃先は新聞紙1枚程度(約0.05mm)出すだけです。
- ②刃を出すと斜めに出ることもあります。そのときは刃の横を叩き調整します。
- ③刃先が出過ぎた場合は、刃を軽く指で押さえながら鉋台の頭部分を叩きます。
- ④試し削りをしながら、少しずつ刃先を出して調整してください。
【メンテナンス】
台屋では、有料で職人によるメンテナンスを受けつけています。
鉋刃の研ぎ、鉋台の直し、箱の表面の保護(クルミオイルの塗布)、試し削りの上、お戻しします。
料金は1回1,500円(税抜)です。
送料は送るときはお客様負担、返送はメーカー負担となります。
削りにくくなったら、メーカーまでお気軽にご相談ください。
詳しくは、付属の説明書をご覧ください。
バリエーション&商品詳細
クリックで拡大画像をご覧いただけます。
- 材質
- 鉋:安来鋼 青紙
鉋台:白樫(オイル仕上げ)
箱:ぶな(オイル仕上げ) ※底面に滑り止めつき
台屋式 おさえ木:ウォールナット(オイル仕上げ)、シリコンゴム
かまぼこ木づち:樫(オイル仕上げ)、ウォールナット(オイル仕上げ)
かつばこブラシ:豚毛、ぶな(オイル仕上げ)、ウォールナット(オイル仕上げ)
>> お手入れについてはこちら - サイズ
- 鰹節削り器:約W80×D245×H60mm
台屋式 おさえ木:約W245×D48×H15mm
かまぼこ木づち:約W75×D70×H32mm
かつばこブラシ:約W40×D20×H75(毛の部分約W30×D40×H43)mm - 重量
- 鰹節削り器:約680g
台屋式 おさえ木:約77g
かまぼこ木づち:約160g
かつばこブラシ:約25g
台屋について
ものづくりの町である新潟県の三条市にて、
1946年に創業された山谷製作所から生まれた「台屋」。
一大産地だけに、さまざまなもの・道具が分業でつくられるなかで、
鉋の刃ではなく、台となる部分「鉋台」の製造に特化したのが初代です。
鉋といえば、あらゆる木を使う手仕事で用いられる道具です。
金物の町として知られる三条市では、鉋刃を製造するのが鍛冶屋、鉋台をつくるのが台屋と呼ばれ、
両者が両輪となり戦後の需要増に応え、産業として栄えたそうです。
今の規模はかつての4分の1以下に減ってしまったそうですが、山谷製作所では2代目と3代目が看板を守っています。
日本食に注目が集まる昨今、今の生活に沿う鰹節削り器を、
台屋である自分たちの技術を活かしてつくれないかと、 試行錯誤の末できあがったのが「台屋」の鰹節削り器です。
ブランド名も、台屋の仕事だから、「台屋」。
木を知り、刃を知る、専門家だからこそつくれるかたちがあるようです。
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ご購入の前に知っておいていただきたいこと
クリックで拡大画像をご覧いただけます。
- >> 天然の木材を使用しているため、木の節や色ムラ、濃淡、ささくれている部分などもあります。
>> メーカーの品質基準をクリアしたもののみ販売しております。また、当店でもさらに検品を行った後に、お客様にお届けしております。
【使用上のご注意】
>> 付属の取扱説明書をよく読んでからお使いください。
>> 水洗いはしないでください。濡れてしまった場合は、乾いた布でしっかりふき取ってください。
>> 虫などの発生を防ぐために、使用後は「かつばこブラシ」できれいに掃除してください。
>> 直射日光を避け、湿気のない涼しいところで保管してください。