もとは衣服を丈夫にしたり、繕う目的でされた「刺し子」ですが、
家族をあたたかく包みたいという想いは、細やかな模様へと発展しました。
親しみの感じられる手仕事に、憧れている人も多いはず。
その刺し子に気軽に挑戦できる道具が届きました。


まずは、「刺し子針　糸通し付き」。
布の厚さや糸の太さに合わせて使えるよう、４種類の針がセットになっています。
細かなステッチのときは短い針、長い直線を縫うときは長めの針など、
刺すものによって自分が扱いやすい針を選ぶと、さらに楽しく刺すことができます。


そして糸も、丈夫で撚りがほどけにくくて刺しやすい「刺し子糸（細）」がおすすめです。
４本撚りで、細かな柄から大きな柄まで刺しやすい太さ。
使いやすく、収納もしやすいカードタイプです。
全18色と、選びがいのあるカラーバリエーションもうれしい限り。


布は２タイプあって、好きな柄を刺したい場合は、「刺し子布」を。
綿100％の生地に洗うと消えるプリントで方眼ガイドが施されているから、
ガイドを目安に生地に図案が写しやすいのです。
一般的な家庭用木綿糸から刺し子用の太めの糸まで、刺しやすい厚み。
二つ折にして50cm幅の大判ふきんにしてもいいですし、
好きな大きさにカットして、裏側に別布を当てて使えば、
方眼ガイドを無駄なく使うことができます。


まずは既成の柄で腕慣らしをしたい方には、
日本の伝統的な柄が、縫い線としてプリントされた「夢ふきん」を。
「七宝（しっぽう）つなぎ」、「麻の葉」、「青海波」、
「分胴つなぎ」、「角亀甲」、そして「柿の花」の６種類からお選びいただけます。
縫い線に沿って刺していくだけで、刺し子のふきんができ上がります。
しかも、プリントは水洗いできれいに消えるから、多少縫い線からズレてしまっても安心。
これなら初心者でもとっつきやすいのではないでしょうか。

お皿を拭いたり、テーブルをきれいにするときも、
お手製の刺し子のふきんだと、気持ちも弾みます。
まずはシンプルに、「刺し子布」か「夢ふきん」、「刺し子針　糸通し付き」、「刺し子糸（細）」の
３点を揃えてはじめてみてください。
無心になれる心地よさに気づく頃には、素敵な作品ができ上がるはずです。