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「衣桁」と書いて「いこう」と読みます。
まず目がいくのは、無垢の木曽ひのきを使い、丁寧に面取りされた清潔感のある木枠。
２つの木枠を繋ぐのは純白の真田紐。
その独特な蝶番は、360度の開閉を可能にします。
部屋のコーナーでも自立しますし、部屋の真ん中で、間仕切りのようにも使えます。
使わない時は、畳んで壁に立てかければ邪魔になりません。



かけるものも自由。
もともとは、着物や帯に皺をつけずにかけておくための家具ですが、
例えばよく使うコートやマフラーの定位置として、
またはタバコの臭いが気になる洋服なども、帰ってきたらささっとかけて置いておけます。
見せる収納……と言ったら大げさかもしれませんが、
お気に入りの柄の大判ショールを数枚バサっとかければ、
まるで壁紙を張り替えたように部屋の雰囲気も変わります。
ロングコートも楽々掛けられる「長丈」と、
ジャケットやシャツにちょうどいい「中丈」に。
幅も、「広幅」、「並幅」の２種類から選べます。

無垢のひのきと、純白の真田紐は、空間の和・洋を選びませんので、
畳の部屋でも、ワンルームのマンションでもどうぞ。

使いたいときに、使いたい場所で、
使いたいかたちで使える家具、って実はとても日本らしい気がします。
障子や襖、のれんや間仕切りなど、
四角い空間を自由自在に区切って
家族やお客様、はたまた四季の変化にうまく対応してきた日本の家屋。
その知恵は洋服の生活がほとんどとなった現代でも、十分に活きます。
自由で、便利で、美しい。大活躍間違いなしの、かしこい家具です。