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おひつ (東屋)
「タガが外れる」の「タガ」とは、この「箍(たが)」のこと。
おひつや樽をしめるための、銅などでできた部分が緩んで外れてしまう状態を、
気持ちが緩んでしまう状態に重ねて表したこの言葉。
それほどまでに、樽、桶、そしておひつは、かつて私たちの生活の一部でした。
そのおひつのよさをもう一度再認識しようと、
昔ながらのかたちを「東屋」が再びデザインして生まれたのがこの「おひつ」。
樹齢百年をこえる木曽(きそ)さわらの中でも、
木の年輪がほぼ平行に並んだ貴重な「柾目(まさめ)」材だけを使っています。
さわらの優れた耐水性と、特に吸水性が高いといわれている柾目材を使うことで、
まさにお米を美味しくいただくためにぴったりなおひつになるのです。
また、さわらは耐酸性が高いことでも知られており、
お酢を使ったすし飯などの飯台にも適しています。
「おひつ」からよそったごはんを一口食べれば、
「お米が美味しい」とはこういうことか、と実感するはずです。
今まで美味しいと思っていた、炊きたてのご飯よりもずっと。
「おひつ」が余分な水分を吸収し、べとつかず、ふっくらと、
お米本来の美味しさを引き出してくれるのです。
また、お米の甘みをそのままに保ってくれるので、冷めても美味しいご飯になります。
手にとって見ると、見た目よりも軽いのに気づきます。
毎日気軽に使うこと、それが一番のお手入れにもなるのです。
もし具合が悪くなったら、修理をして、またずっとお使いいただけます。
老舗旅館や古い映画などで使われているおひつの文化を毎日の生活に取り入れてみたら、
日本人でよかったなぁ、としみじみ思ってしまうことでしょう。
バリエーション&商品詳細
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- 材質
- 木曽さわら(無塗装)、銅
>> お手入れについてはこちら - サイズ
- 二合:約φ180×H125mm
三合:約φ205×H140mm
五合:約φ235×H160mm - 容量
- 二合:約360cc
三合:約540cc
五合:約900cc - 備考
- 直火:× IH:× 電子レンジ:× オーブン:× 食器洗浄機:×
- 修理について
- タガの締め直しなど各種修理については東屋へお問い合わせください。
メール:contact@azmaya.co.jp
東屋について
日本の素材を扱う、熟練の日本の職人とともに、「使い手」の立場に立った暮らしの道具をつくり出し、発信し続けている東屋。一切の妥協を許さない、東屋ブランドの道具たちは「大事に使えば、千年だってもつ道具」なのです。
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ご購入の前に知っておいていただきたいこと
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- その他のご注意
>>おひつは湿らす、乾かすを繰り返すことで、木の繊維が引き締まります。その結果、タガが緩くなり外れてしまいます。外れたタガを締め直すことで、次はタガが外れにくくなります。こうしたタガの外れは、木の繊維が引き締まることによって起こる自然の現象ですので、どのおひつもお使いいただくうちに、発生する可能性があります。ご購入前に予めご了承ください。また、メーカーではタガの締め直しなど各種修理を承っております。
>> 手仕事でつくられているため、サイズ、かたちに多少の違いがあります。また、底や蓋部分に、わずかながたつきが見られることがあります。
>> 天然の木材を使用しているため、一つ一つ木肌の風合いが異なります。木の節や色ムラ、濃淡、ささくれ、毛羽立ち、うっすらと黒ずんでいる部分などもあります。
>> メーカーの品質基準をクリアしたもののみ販売しております。また、当店でもさらに検品を行った後に、お客様にお届けしております。
【使用上のご注意】
>> 付属の取扱説明書をよく読んでからお使いください。
>> お使いになる前によく絞った布巾で桶の内側を拭きあげてください。適度な湿気がご飯のべたつきを抑えます。
>> ごはんを入れたら、半日以内を目安に食べきってください。
>> 破損の原因になるため、冷蔵庫に入れてのご使用はお避けください。
>> 使用後はたわしを使い木目にそって水洗いしてください。
>> 合成洗剤は使わずに、塩や磨き砂、粉末のクレンザーなどをお使いください。
>> 洗った後に消毒用アルコール(エタノール)を霧吹すると、黒ずみやカビの発生を抑えます。
>> しっかり水を切り風通しのよい日陰で充分に乾燥させてから湿気の少ない場所にしまってください。
>> 蓋を閉じたまましまうと、木ヤニがにじむことがありますので、蓋を開けてしまってください。
>> 長い間使わずにしまう場合は、綿布に包み温度変化が少なくて湿気のないところにしまってください。
>> 直射日光や過度で急激な乾燥、また長時間水に浸しておくことはタガのはずれや、木の反りや割れの原因になります。
【木ヤニについて】
>> 木の肌に油染みのようなものが出ることがありますが、これは木曽さわらに含まれる天然の樹脂で、耐水性や耐酸性の素になり、人体には無害です。べとつきが気になる場合は消毒用アルコール(エタノール)で拭き取ってください。 また、使い続けるうちにヤニが出てこなくなります。
【最初にお使いになる前に】
>> 木の香りが檜や秋田杉などに比べても控えめで、移り香の心配が少ないことから、古くからおひつの素材として好まれてきた木曽さわらですが、使いはじめには多少の香りがご飯に移ることがありますので、ご使用前の灰汁抜きをおすすめします。
<灰汁抜きのやり方>
1:米の研ぎ汁で桶を満たして3時間そのままおいてください。
2:1回目の研ぎ汁では足りない場合は2回目、3回目の研ぎ汁を足して桶を満たしてください。
3:その後研ぎ汁を捨て水洗いして日陰で干してください。
※灰汁抜きをするときは、流し台などの漏れても差し障りのない場所で行ってください。