手にすると、マットな釉薬の手触りが、やさしい時間を運んできてくれそうな、
すこし大きめのボール。
名前は「スープボール」ですが、カフェオレからお惣菜まで、
なんにでも合う使い勝手のいい、深さと大きさがあります。
暑い夏の冷たい食べ物から、寒い冬のあたたかい飲みものまで、春夏秋冬楽しめます。

愛嬌があって、使い勝手も抜群
問題は、何色を選ぶべきか

少し大きめのスープボール。
大きな体に対して、小さな取っ手が、
なんだか愛嬌があって、
ついつい、そばに置いておきたくなる
かたちです。
でも、これ、かわいいだけじゃありません。
このかたちには、
きちんと理由があるのです。
それは、しまうときのこと。
ぴったりとスタッキングができるように、
取っ手が器の上半分に収まっています。
だから、半分から下、底へ向かうカーブが
別の器にきっちりはまって安定します。
もちろん、取っ手が小さいからといって、
持ちにくいわけでは、ありません。
取っ手の下にある小さな突起、
ここに指をあてれば、
器が少し重たくなったとしても、大丈夫。
片手でもしっかり安定して、
あつあつスープを
安心して飲むことができるんです。
「スープボール」の魅力はまだあります。
この絶妙な色味。
黄色とか緑とか、
単純な名前で表現するのが、
難しい、淡くやさしい色。
とりあえず、
家族の数だけほしいと思っても、
どの色を誰のものにしたらいいのか
なかなか決まらないかもしれません。
だったら、同じ色で揃えるもよし、
全色揃えて交代で使うのもよし。

いくつも積み上げても安定するかたち。色別にすれば、カラフルで楽しく、同じ色で揃えればスタイリッシュな印象に。カップの内側は白磁なので、何を入れてもおいしく見えます。