花むしろ テーブルセンター (今吉商店)
すぅーっと吸い込みたくなる清々しい香り。
この香りを嗅ぐだけで体感温度が下がりそうで、思わず鼻先を近づけていました。
民藝品としての花ござの産地として有名な岡山県倉敷市で
創業以来の歴史は軽く1世紀を越える「今吉商店」の
「花むしろ テーブルセンター」です。
イグサを先染めして模様を織り出したものを「花ござ」もしくは「花むしろ」と呼びます。
明治時代と変わらない染め方で、一束ずつ丁寧に染め上げたイグサを、
「今吉商店」では同地で開発された岡式織機を使用し、たて糸に織り込んでいきます。
鮮やかな模様のマットの端にちょんちょんとあしらわれた
白いフリンジもデザインのアクセントになっています。
2種類の柄と色の組み合わせから選ぶことができます。
弓矢の羽の部分を想起させる模様が一列ごとに方向を変えて連なる「矢羽根」柄は
爽やかな「青×緑」と、かわいらしさのある「赤×黄」の2色。
波模様の間に四角が収まった「四角波」模様は、
土っぽさ、力強さが魅力の「茶×黒」と
落ち着きある「茶×黄」の2色。
そしてサイズは2種類の展開があります。
お茶時間にさっと取り出しておやつと湯呑みを並べたり、
花瓶敷としてもちょうどいいサイズの「中」と、
ワンプレートから一汁三菜まできちんと収まるランチョンマットサイズの「大」です。
涼しげな寒色の組み合わせ「青×緑」には、ガラスの器や花瓶が文句なしに似合いそう。
白磁のお茶碗に木目のきれいな汁椀もいいですね。
暖色系の「赤×黄」にはかわいらしいお菓子やフルーツをのせて華やかに。
花瓶など、インテリアの敷き物にするのもいいです。
「茶×黒」、「茶×黄」には
民藝の器やメキシコ、アフリカの陶器を合わせて、力強くも落ち着いた雰囲気に。
黒の器や真鍮のカトラリーで、重厚感のある雰囲気にまとめるのも素敵です。
「大」は波模様と四角の間にさらに三角形も挟まった、複雑な模様。
表面は樹脂塗料仕上げなので、汚れなども浸透しにくく、
お手入れは乾いたタオルでさっと拭くだけで汚れが落ちやすいです。
くるくるっと巻かれて並べてしまってある様子もかわいいです。
イグサは経年変化で色合いが濃くなって味わいも深まります。
永くおつき合いする楽しみのある「花むしろ テーブルセンター」です。
バリエーション&商品詳細
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- 素材
- イグサ、糸
>> お手入れについてはこちら - サイズ
- 中:約W300(フリンジを含めて380)×D215mm
大:約W470(フリンジを含めて570)×D300mm - 重量
- 中:約50g
大:約85g - 備考
- 洗濯機:× 漂白剤:× 自然乾燥:× タンブラー乾燥:× アイロン:× ドライクリーニング:×
今吉商店について
畳や花ござの生産が盛んな岡山県倉敷市で明治30年(1897年)創業の「今吉商店」。
かつては畳表や花ござの問屋業を営んでいたものの、3代目の頃から製造も行うようになりました。
ござ生産が分業体制で行われていた創業当時。
最盛期には製造に関わる会社が一帯で200軒ほどあったそうですが、
需要の減少により現在では染色屋が1軒、織機の技術者が数名となりました。
「今吉商店」では、分業の職人それぞれから技術を学び、
倉敷でつくられたイグサ専用の織機「岡式織機」を用い、
一貫した生産が行えるよう体制を整えました。
織機の修理も専門の技術者がいなくなったため、
4代目の当主・今吉正行さんご自身で部品の修理なども行っているそう。
イグサの植えつけから収穫までも取り組んでおり、イグサの生産地としての誇りも大切にしています。
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ご購入の前に知っておいていただきたいこと
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- その他のご注意
>> 自然素材を用いて手作業でつくられているため、かたちのゆがみ、色やサイズの違い等があります。
>> 割れやささくれ、トゲ、節、ムラ、黒点や斑点などがあります。また、素材の表面が剥がれたところなどがあります。これらは、自然素材ゆえの特性です。不良品ではありませんのでご理解ください。
>> 取り扱い説明書やブランド紹介などは、同梱されておりません。予めご了承ください。
>> メーカーの品質基準をクリアしたもののみ販売しております。また、当店でもさらに検品を行った後にお客様にお届けしております。
【使用上のご注意】
>> 濡れてしまったり、汚れてしまった場合は、硬く絞ったタオル等で軽く拭いてください。水洗いはカビ等の原因になるので避けてください。
>> 湿度の高いところでの保管を避け、風通しのいいところで可能な限り乾燥した環境に置くようにしてください。湿気が滞留する低い場所より、高い場所での保管がおすすめです。