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暮らしと二十四節気

暮らしと二十四節気

1年は365日。カレンダーは1月からはじまって、12月でおしまい。
この、おなじみの現在の暦。
これは太陽が地球の周りを一周する時間を一年ととらえた、「太陽暦」といいます。

この暦が採用される以前、もちろんまだ天気予報などもなかった頃、
農家の方々のように、季節と密接に結びついた作業をしなければならない人が
季節の移り変わりを知るための手だてとして使われていたのが
「二十四節気(にじゅうしせっき)」です。

二十四節気も、現在の暦と同じように太陽の動きをもとにしていますが、
1年を24の節に分け、季節の移り変わる小さな変化を
「立春」や「夏至」、「処暑」、「小雪」など、美しい言葉で表現しています。

数字の並ぶカレンダー、年中手に入れることのできる野菜や魚。
それはとても便利ではありますが、
せっかく春夏秋冬、四季のある日本で暮らすのですから、
より季節に寄り添った生活や食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。

  • 2013年1月20日更新

    大寒

    二十四節気のひとつ「大寒(だいかん)」。 ひとつ前の小寒(しょうかん)と、大寒の間の約1ヶ月間は、 「寒の内」と呼ばれ、一年で最も寒さの厳しい時期となります。 風邪を引いて当然……な、時期でもありますが、 栄養のあるものを食べ、規則正しい生活を送って、 間もなく訪れる春に備え、元気に日々を過ごしたいものです。

  • 2013年1月6日更新

    小寒

    一年のはじめの二十四節気「小寒(しょうかん)」。 新年の挨拶状は、この日を過ぎたら「寒中お見舞い」。 はじまったばかりの今年ですが、もう「あけましておめでとう」ではなくなるのかと思うと、 「一年は早いなぁ」なんて、さっそく思ってしまいそうです。

  • 2012年12月22日更新

    冬至

    「冬至(とうじ)」の日は、一年で昼間が最も短く、 夜が最も長い一日です。 あっという間に日が沈み、 凍り付くような冷たい風が拭きすさぶ長い夜。 師走の字のごとく、寒さに身を縮こまらせながらも 年末の大詰めに奔走する頃。 慌ただしさに少し疲れを感じることもありますが、 そこで、冬至の日には小豆粥やかぼちゃを食べ、 ゆず湯に入るという習わしがあります。

  • 2012年12月7日更新

    大雪

    二十四節気のひとつ「大雪」。「たいせつ」と読みます。 文字どおり、雪がたくさん降る時期、という意味です。 実際は、本格的に雪が降り積もるのは、 年が明けてからのこと。 太平洋側では冬晴れの日も多くあります。 そして肌を切るような乾燥した風が吹きつける 寒い日が続くのです。

  • 2012年11月23日更新

    小雪

    師走もすぐそこまで迫る折、二十四節気は「小雪」の節に入りました。 「こゆき」ではなく、「しょうせつ」と読み、「雪が少ない」という意味を指します。 今はまだ、真冬用の一番厚手のコートを着るのを、なんとか我慢できる程度の寒さですが、 先日は北国から、雪の知らせが聞こえてきました。

  • 2012年11月8日更新

    立冬

    二十四節気のひとつ「立冬(りっとう)」。 「冬立つ」というその文字通り、 暦の上ではこの日から冬の季節に入ります。 とはいえ、本格的な厳しい冬の寒さが訪れるのは 一般的には11月の下旬頃。 上旬はまだ時おりあたたかな陽気の日も あるはずです。 そんな日を「小春日和」と言います。

  • 2012年10月23日更新

    霜降

    二十四節気のひとつ「霜降(そうこう)」。 風がいっそう冷たく感じられ、 地域によっては霜が降りる頃。 暦の上では、秋の最後の節気となり、 霜降が過ぎると、冬がやってきます。 朝晩には温度がぐっと下がり、 花壇の中や土の道には、 霜を見ることができるかもしれません。 そして、見上げる木々は色づきはじめています。

  • 2012年10月8日更新

    寒露

    二十四節気のひとつ「寒露(かんろ)」とは、 野の草花に宿る露(つゆ)が冷たい空気によって霜(しも)に変わる頃、という意味です。 この時期は、雲ひとつない青々とした空が、清々しい一日を運んできてくれます。 空を見上げれば、海を渡ってやってきた、雁などの冬鳥の姿も見ることができるかもしれません。

  • 2012年9月23日更新

    秋分

    国民の祝日である「秋分の日」には、 昼と夜の長さがほぼ同じになります。 それはつまり、太陽がほぼ真東から昇り、 ほぼ真西に沈むため。 これまでは昼間が長く、夕方すぎまで明るかったのが、 「秋分の日」を境に、少しずつ昼が短く、 夜が長くなっていくのです。 そのことから「秋分の日」は、 西の彼方にあるとされる極楽浄土と現世が もっとも近くなる日とされています。

  • 2012年9月8日更新

    白露

    二十四節気のひとつ「白露(はくろ)」とは、 「しらつゆ」のこと。 秋が本格的に訪れ、草花に朝露がつくようになる頃。 急な雷雨が訪れたり、もうセミが鳴いていなかったり、 見上げた空が、いつもより高く感じられたり。 季節は少しずつ移っています。 気をつけて目を配れば、 「小さい秋」がそこかしこに見つかるはずです。

  • 2012年8月23日更新

    処暑

    夏休みも残すところあとわずかの8月後半は、 二十四節気では「処暑(しょしょ)」の節。 「処暑」とは、「暑さが終る」という意味です。 まだまだ日中は暑い日も多いですが、 朝夕には、時折、夏の終わりを感じさせる 涼しい風が吹きはじめ、 ある日ふと、夜風に、コオロギや鈴虫の声が 混じっているのに気がつくのです。

  • 2012年8月8日更新

    立秋

    立秋とは、「秋立つ」の意ですが、 実際には名ばかりで、 この頃が一年で最も暑い時期。 「暑さ寒さも彼岸(秋分の頃)まで」というように、 涼しくなってくるのは、まだ当分先の話です。 秋分(9月23日)までの暑さのことを「残暑」と呼び、 季節の挨拶状は「暑中見舞い」から「残暑見舞い」に 替わります。

  • 2012年7月23日更新

    大暑

    7月の後半、「大暑(たいしょ)」の頃は、暑さが最も厳しくなるときです。 この頃から、一年の最高気温を更新するような日々が続きます。 セミの声が体にまとわりつくように響きわたり、空には入道雲。 ときに激しい雷雨に襲われ、 厳しい暑さの「夏らしい夏」を感じる日々のはじまりです。

  • 2012年7月7日更新

    小暑

    二十四節気のひとつ「小暑(しょうしょ)」。 梅雨の晩期にあたり、集中豪雨などの多い時期。 7月は、夏ならではのさまざまな行事がはじまる月。 山開き、川開き、海開き、花火大会。 そして、梅雨があけたら「暑中見舞い」の挨拶状を出す頃です。 また15日頃までの間に、日頃お世話になっている人に「お中元」を贈る時期でもあります。

  • 2012年6月21日更新

    夏至

    二十四節気のひとつ「夏至(げし)」。 一年のなかで最も昼の長い日です。 逆に最も昼が短い「冬至(とうじ)」と比べると、 太陽の出ている時間の差は5時間近くにもなるそうです。 もっとも夏至の頃は梅雨の真っ最中で、雨の多い時期。 太陽の姿を見ることのできる日は、そう多くはありません。

  • 2012年6月6日更新

    芒種

    二十四節気のひとつ、「芒種(ぼうしゅ)」。 芒(のぎ・ぼう:イネ科の植物の穂先の部分)のある植物、 つまり、稲や麦などの種を蒔く頃、という意味です。 実際には種蒔きは終わり、田植えがはじまる頃。 農家の人は畑から目が離せなくなる忙しい時期です。

  • 2012年5月21日更新

    小満

    二十四節気のひとつ「小満(しょうまん)」。 秋に蒔いた麦は色づきはじめ、春に咲いていた花は散り、実をつけ、 若葉だった柔らかな葉は力強く天に向かって伸びる、そんな時期。 万物が勢いよく成長して、天地に生気が満ちるということから 「小満」と呼ばれる、気持ちのいい季節です。

  • 2012年5月6日更新

    立夏

    二十四節気のひとつ「立夏(りっか)」。 夏のはじまり。初夏がやってきました。 今の時期が年間を通して、もっとも爽やかな季節です。 木々は青々と芽吹き、初夏の太陽を浴びてすくすくと伸びる葉は眩しく光ります。 汗ばむような日も多く、日を追うごとに夏の日差しを感じられるようになるのです。

  • 2012年4月20日更新

    穀雨

    二十四節気のひとつ「穀雨(こくう)」とは、田畑を潤し、穀物の成長を促す春の雨のこと。 雨の多い節気です。 つい最近まで、鮮やかに街を彩っていた花々は、雨と共にはらはらと散り、 日ごとに草花も野菜も、初々しく、青々とした葉を空に向かって伸ばしはじめます。

  • 2012年4月5日更新

    清明

    二十四節気のひとつ、「清明(せいめい)」とは、清らかで明るく、生き生きとした様子を意味する「清浄明潔」を略した言葉。 各地の桜前線は北上し、草木がいっせいに花を咲かせます。 空は澄んで晴れわたり、景色は明るくキラキラと、活気あふれる時期。 さまざまな「はじまり」の予感に心躍る季節です。

  • 2012年3月21日更新

    春分

    二十四節気のひとつ「春分(しゅんぶん)」。 何をお祝いする日か、ご存知でしょうか? 国民の祝日として定められたのは、1948年。 「自然を讃え、生物を慈しむ日」とされています。 四季のある日本ならではの、美しい祝日です。 また、この日の前後3日間、合わせて7日間は、春のお彼岸でもあります。

  • 2012年3月6日更新

    啓蟄

    二十四節気のひとつ「啓蟄(けいちつ)」。 「蟄(ちつ)」とは、虫が土の中にこもること、 「啓(けい)」は、戸を開くという意味を指します。 つまり、虫たちが地上に出てくるということ。 それほどに、これまでの寒さが和らぎ、あたたかな気候になってくる頃ということです。 まもなく、春の花たちもいっせいに花を咲かせるでしょう。

  • 2012年2月19日更新

    雨水

    二十四節気のひとつ「雨水(うすい)」。 空から降る雪は雨へと変わり、積もった雪や氷は溶け、 山では溶けた雪がせせらぎへと変わる、そんな頃。 ようやく凍えるような寒さが、一瞬、緩むような日が訪れます。 気温や、花のつぼみ、空気の匂い、春の鳥たちの声。 待ちに待った春の欠片を、街の片隅でも見つけることができるはずです。

  • 2012年2月4日更新

    2月4日頃

    立春

    二十四節気のひとつ、「立春(りっしゅん)」。 読んで字のごとく、 暦の上では春になったということです。 とはいえ、まだまだ氷点下の日もあれば、 雪の日もありそうですね。 2月のことを「如月(きさらぎ)」といいますが、 “着物をさらにたくさん重ね着する”という意味の 「衣更着(きさらぎ)」に由来するとも言われています。