cotogotoスタッフの愛用品じまん
スタッフが日々愛用している道具への愛を、
独断と偏見を交えながらご紹介!
2024年11月公開
アヤノさんの愛用品
アヤノ
商品の発送や接客を担当する店舗スタッフ。
北海道出身で、新鮮な食材を使った料理と
木製の調理道具を集めるのが大好き。
中でも、「大久保ハウス木工舎」の長年のファンで、
カッティングボードやジャムスプーンなども愛用している。
全国のつくり手が集まる催事が松屋銀座で開催されていて、
そこで見かけた「調理匙(大久保ハウス木工舎)」の
ありそうでないかたちに惹かれて眺めていたんです。
そのとき声をかけていただいた「大久保ハウス木工舎」の奥さまから
「ピーマンの肉詰めなどを返すのに便利ですよ」との
ピンポイントなおすすめが心に刺さり、購入を決意しました。
-
好きなところ その1
薄手仕上げの先端我が家に迎えて実際に使ってみて、
驚くほど考え抜かれたディテールの数々にびっくりしました。
しかもいつもの定番料理をポイントポイントで助けてくれるので、
まさに痒いところに手が届く感じなんです。▲ひっくり返すときにかたちが崩れてしまうことが多い、ピーマンの肉詰め。
「調理匙」と菜箸を使えば、きれいなかたちを保ったまま返すことができます。例えば、ハンバーグやつくね、ピーマンの肉詰めなどひき肉を使った料理。
一般的な竹や木製の天然素材のヘラは厚みがあることが多く、
ひっくり返そうとすると、食材を横から押してしまい、
ハンバーグのかたちが崩れしまう、なんてことがよくありました。
でもこの「調理匙」だったらどんなひき肉料理でも
すっと食材の下に潜り込んで、きれいに返せるんです。
▲カーブを描いている先端は、極限まで薄く仕上げられています。
そのおかげで、食材の下に「調理匙」を差し込みやすいのです。しかもこの先端部分の絶妙なカーブがまた使いやすいんです。
楕円というより、角形に近いかたちをしていますが、
このわずかなカーブがボウルや鍋の底に、
ぴったりフィットするようになっていて。
おかげでポテトサラダや肉じゃがもきれいに集められます。
「毎日の調理で本当に使いやすいです!」と
大久保さんご夫妻に感謝の気持ちを伝えたいくらいです。
-
好きなところ その2
強度の高い素材だからこそ実現する使いやすさ素材として使われている栗の木は、硬くて強度があるのが特徴で、
だからこそ、薄手でコンパクトな仕上げができるようです。▲手に自然に馴染むようにつくられた細身の柄は、
お箸のような持ち方もできます。持ち手が細いことで、お箸を握るみたいに持つこともできます。
魚やかぼちゃをある程度煮た後に、
醤油やみりんを注いで味つけをするとき。
食材に触れないようにくるくると調味料だけを混ぜるといった、
小回りを利かせた、少し気を遣う細やかな作業にもぴったりです。それに、盛りつけのときにかたちを崩さずに食材を移せるのもうれしいところ。
盛りつけが上手にできるのは、
持ちやすくて繊細な動きができることと、
木材ならではの当たりのやわらかさのおかげもありますね。「じゃがいもやかぼちゃはかたちを崩さずに、きれいに美味しく食べたい!」
という道産子ならではのこだわりを実現してくれます。▲煮たかぼちゃをつぶして、サラダに。
かぼちゃをつぶしつつ、食材を混ぜ合わせることができて便利です。繊細な作業もこなせる一方、潰したり、力のかかる作業も
安心して任せられるのも、これまた強度の高い素材のお陰。
ある程度硬さのある食材にも安心して使っています。
茹でたじゃがいもや里芋、かぼちゃなんかもサクサクつぶせますよ。 -
好きなところ その3
美しいカンナ仕上げならではの清潔感▲ツヤツヤした表面のおかげで、自然素材ならではの表情の存分に楽しめます。
大久保ハウス木工舎のアイテムはすべてヤスリがけを一切しない、
カンナだけで仕上げたツヤツヤの表面の美しさが特徴なんです。
「調理匙」もそうで、いつも納品のたびに惚れ惚れしています。使ってみると、そのつるりとした表面は美しいだけでなく、
水切れのよさにも繋がり、清潔感にも貢献してることが分かります。▲炒め物に特化した「木のヘラ(大久保ハウス木工舎)」(写真右)と、
「調理匙」(写真左)。
「調理匙」の方が多方面で活躍してくれて使用頻度が高いので、
経年変化の具合も色濃く出ています。木の道具が好きなのでたくさん持っていますが、
使い込むと摩耗した先端の繊維に
汚れが残って、黒ずみの原因になることが多いと感じていました。それにひきかえ「大久保ハウス木工舎」のものは
先端が毛羽立つことはほとんどなく、美しさが長持ちしている気がしますね。お手入れについても使い終わったらなるべくすぐに洗って、
あとは軽く拭いて、乾いたら仕舞う、という程度で
そこまで気を使ってはいません。
お手入れが心配で木の道具になかなか踏み込めない初心者の人にも、
「はじめの1本にいいのでは?」と思います。もともと調理道具が好きで、たくさん集めていました。
用途別の道具もたくさんあるのですが、
炒める、返す、つぶす、そして盛りつけまで
すべて1本で快適にこなせてしまう「調理匙」に
結局手が延びることが多いですね。
間違いなく我が家のスタメンです。