熊本から民藝の器が届きました!
2024年11月15日 / 実店舗便り
こんにちは、スタッフのミナミです。
店頭には先日現地で買いつけていきた品々など、熊本の民藝の器がずらっと並んでいます!
今回並んでいるのは、 小代焼「ふもと窯」、「かじや窯」、
「まもる窯」、「まゆみ窯」の4窯元分の器。
どれもほっこり、落ち着いた色合いで、秋冬の食卓を彩ってくれるものばかりです。
買いつけ品を中心に、約350点も入荷しました。
まず一つ目に紹介するのは、名工・井上泰秋(たいしゅう)さんが築窯され、
多くつくり手も輩出している小代焼「ふもと窯」です。
そもそも「小代焼」とは、熊本県の小岱山麓で約400年前から焼き続けられている
九州を代表する陶器のこと。
素朴な風合いながらも力強いフォルム、釉薬の流しかけによる大胆なデザイン性が特徴です。
「ふもと窯」は、昭和43年に井上泰秋氏により登窯され、
現存する小代焼の窯元の中でも、最大級の6袋の登窯を所有する歴史ある窯元です。
今回は泰秋さんの息子の尚之(なおゆき)さん、
そして最近、修行先から戻ってきた孫の亮我(りょうが)さんの器も
少し買いつけさせていただきました。
器の種類も平皿を中心に多種多様に揃えています。
次に紹介するのは、「ふもと窯」出身の米原暁雄さんが営む「かじや窯」です。
米原さんは、ふもと窯で長年修行された後、2015年に独立。
「目立たず、特徴も出さず、普通のものをつくることが自分には向いている」という米原さんの器は
黙々と丁寧につくられた様子が伺えるような、誠実できれいな仕上がりです。
地元で採れる土や原材料を使って作陶しながら、
独自の感性でやわらかで軽やかな印象の器を生み出しています。
そっと日常に寄り添ってくれる、親しみの持てる器ばかりです。
熊本県玉名郡南関町にある「まもる窯」。
「ふもと窯」にて20年ほど作陶し独立した、徳永護さんによる窯元です。
「余計な装飾はしないで、他の産地の技法を参考にしながらも、ふもと窯の技法を大事に守りたい」
という想いで一人でさまざまな種類の器をつくられている徳永さん。
今回は、マグカップや平皿、鉢やグラタン皿など多くの器が届いています。
最後は、熊本県玉名郡和水町にある「まゆみ窯」。
「ふもと窯」にて20年以上修行された眞弓亮司さんが、
同僚であった澄子さんとご夫婦で独立し、開窯した窯元です。
ろくろの名手として知られる亮司さんが生み出す美しいかたちの器に、
象嵌やしのぎなどの大胆で魅力的な装飾を澄子さんが施しています。
人気の薔薇の鎬の湯呑みなど、こちらも多種多様に届いています。
暮らしにやさしく馴染んでくれる熊本から買いつけてきた器たち。
店舗限定での販売です!
ぜひこの機会に高円寺実店舗までお越しくださいませ。
cotogoto (コトゴト)
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