ひのきのせいろ | cotogotoスタッフの愛用品じまん | cotogoto コトゴト
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スタッフが日々愛用している道具への愛を、
独断と偏見を交えながらご紹介!


ひのきのせいろ日本の手仕事・暮らしの道具店 cotogoto (コトゴト)

2023年10月公開



アミさんの愛用品


日本の手仕事・暮らしの道具店 cotogoto (コトゴト)

アミ

cotogoto店長。 店舗での販売や配送、イベントの企画など、
さまざまな店舗運営を取り仕切っている。
以前犬を飼っていたことがあって、動物が大好きで、
犬や猫の動画鑑賞が、休憩時間や休日の癒し。
お客様と一緒にお店にやってくる
わんちゃん達に会えるのも仕事の楽しみの一つになっている。


料理家さんのキッチンにある様子が素敵で、憧れつつも、
使いこなせるか不安で遠い存在に感じていたせいろ。

5年前に、大好きな飲茶を思う存分に楽しみたいと購入を決意し、
飾り気のないすっきりとした見た目が気に入って
「ひのきのせいろ 27㎝」を我が家に迎えました。

  1. 好きなところ その1
    蒸気がしっかり抜けて、失敗知らずなところ

    焼いたり炒めたり、油を使う料理で胃がもたれることがあって、
    それが理由で「蒸す」というあっさり食べられる調理法を取り入れたい
    と思ったのがせいろに興味を持ったきっかけでした。

    一言で「蒸す」と言ってもステンレス製の蒸し器もあるし、
    蒸しザルだけ買う選択肢も、
    何なら電子レンジで使えるプラスチック製の蒸し器もありますよね。

    色んな道具を見ていく中で目に留まったのが、
    蓋上部全体が編んだ竹でできている「ひのきのせいろ」。

    ひのきのせいろ日本の手仕事・暮らしの道具店 cotogoto (コトゴト)

    ▲蓋は竹を使って、丈夫に仕上がる網代編(あじろあみ)で編まれています。
    余分な蒸気をほどよく逃し、水滴が食材に落ちることを防ぎます。
    そのため、蓋に晒や布巾を巻く必要もないのです。

    編目から余計な蒸気が全て抜けていくので、
    シュウマイや冷やご飯も、ほどよく水分が補給されつつ、
    蒸気がしっかり抜けていくことでべちゃっとせず、
    しっとりふっくら食感よく蒸し上がるんですよね。

    鍋蓋に小さな蒸気口があいているタイプの蒸し器の場合、
    蓋裏に溜まる水分を吸収するために
    晒やふきんなどを差し込む一手間が必要になりますよね。
    毎日使いたいのでなるべくシンプルにしたいな、と思ったのも理由の一つです。

    5年使い続けても、せいろから漂う
    爽やかな檜(ひのき)の香りはしっかり残っています。
    この香り高い湯気も一緒に楽しめるのは、
    数ある蒸し器の中でも「ひのきのせいろ」ならではだなと満足しています。

    焼いたり、煮たりする調理法と比べても、
    蒸しすぎて失敗することが少ないのがうれしいところ。
    食材をせいろにセットするだけでいい気楽さも
    仕事で夜遅く帰宅した時など、疲れているときには本当に助かりますよね。

  2. 好きなところ その2
    家で楽しめる料理のレパートリーが増えた

    せいろがキッチンに加わって5年ほど経ちますが、
    使いはじめてから、その守備範囲の広さや
    蒸し料理だからこそ手軽につくれるメニューの数々に驚いています。

    まず定番のシュウマイは、
    シュウマイの皮の上にポンっと具材をのせて軽く包むだけで成形は完成。

    しっかり縁を合わせてヒダをつくる
    焼き餃子に比べて、とても楽です。
    蒸している途中にかたちが崩れる心配も少なく、
    きれいに仕上げるためのハードルがグッと下がります。

    「ほかに何が美味しくできるかな?」と
    色んな食材をとにかく蒸してみたのですが、
    どれも美味しく、当たりでした。

    味噌やポン酢で楽しむ蒸し野菜はもはや定番。
    カラメルソースの無いプリンが好きなので、
    自分好みの蒸しプリンをつくっては楽しんでいます。
    cotogotoでつくり方を紹介している「蒸し寿司」も美味しくできました。

    ひのきのせいろ日本の手仕事・暮らしの道具店 cotogoto (コトゴト)

    ▲お気に入りの蒸し玉子や野菜、パンなどさまざまな食材を蒸していただくのが楽しみに。

    義母に教わった「蒸し卵」というのは
    殻つきの卵のままシンプルに蒸すというものなのですが、
    ゆで卵とは一味違う、むっちりな食感がおすすめです。

    あとはいただきもののとうもろこしも蒸したら
    今まで知らなかった美味しさで感動しました!

    ほどよく水分を補給するせいろの仕組みが
    ふっくら仕上げて、素材の美味しさを引き出してくれるようです。
    馴染みのある食材の魅力を再発見できるのが
    せいろを使っていて楽しいと感じる瞬間ですね。

    蒸したての野菜やシュウマイは、ほかほかのままテーブルへ。
    大きいサイズの「27cm」は、2人分の食事にちょうどよく
    大皿として食卓の中心に出すことが多いです。
    器としても様になるのが、天然素材のせいろのいいところです。

  3. 好きなところ その3
    毎日使えばお手入れも楽ちん

    ひのきのせいろ日本の手仕事・暮らしの道具店 cotogoto (コトゴト)

    ▲洗い終わった「ひのきのせいろ」を乾かしているところ。
    風通しのいい棚の上はせいろの定位置になっています。

    せいろは、日々使うことが大事なんだなと実感しています。

    まず使うたびに高熱の蒸気で殺菌されます。
    使い終わったら、水とたわしだけで洗って、
    あとは風通しのいいところに置いて乾燥させるだけ。

    棚の中にしまい込んでしまうと、カビなども心配ですよね。
    我が家の定位置はシンクの上のオープン棚です。
    よく使う、ゆえにすぐ手の届くところに出しておく、
    だから清潔に使えるという好循環ができました。

    使い続けていると経年変化見られ、色は濃くなりました。
    使いはじめの頃、しっかり本体を濡らさずに使って
    蒸し板の熱で底面が焦げてしまったことがあるのですが、
    コツを掴んでからはそんなことも無くなり、
    まだまだ現役で活躍してくれています。

    せいろの素材は、他にも竹や杉などがありますが、
    檜が一番耐久性が高いと聞いて、
    長く使える素材を選んでよかったと思っています。

    憧れから、思い切って購入したせいろ。
    料理家さんのおしゃれなキッチンにあるものだと思っていたせいろが
    我が家の台所や食卓でこんなに活躍してくれるとは……。
    いまだにキッチンの景色を眺めていると気分が上がりますね。

    「27cm」は2人暮らしにはぴったりなサイズなのですが、
    シュウマイを大量に蒸したいとき用に、
    もしくは、もう1段で野菜を蒸したら
    副菜とメインが完結するのでそれもいいなと2段目を検討中です。


ひのきのせいろ


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