沖縄からやちむんが届きました
2023年6月29日 / 実店舗便り
今年の春に沖縄本島を巡って買い付けてきた“やちむん”が一部入荷しました。
▲「陶眞窯(とうしんがま)」
沖縄らしい唐草の絵付けがcotogotoでも人気の「陶眞窯」。
「常に新しいものを」を合言葉に、
伝統の中から生まれる新たな作品をつくり続けています。
沖縄の赤土に、白化粧を施して焼き上げた薄いクリーム色の表面。
どっしりとしたイメージのあるやちむんですが、
陶眞窯のものは重すぎない印象が食卓に取り入れやすいんです。
今回は、普段お取り扱いしていない絵柄の丸皿や長角皿、
マカイなどが届いています。
▲「比嘉工房(ひがこうぼう)」)
沖縄県立芸術大学名誉教授・元学長でもある、
大嶺寶清(おおみねじっせい)さんのもとで修行をされた比嘉稔(ひがみのる)さん。
伝統的な技法を用い、土の赤や質感にこだわって作陶され、
朗らかで独特な模様は、古代のエジプトやペルシャなどに見られる
幾何学的な模様をイメージし、
手に取った時のざらりとした土の感触が伝わるように、
外側は釉薬をかけず、内側は釉薬で口当たりが良くなるように仕上げているそう。
9寸の大皿や線文高台鉢、コップなど、
独特の感性と独自の路線を追及したアイテムをご覧いただけます。
▲「風香原(ふうかばる)」
伝統的なやちむんづくりを続ける北窯の松田米司工房で修行をされた
仲里香織(なかざとかおり)さんが、2014年に開窯した「陶器工房 風香原」。
伝統的な絵付けやかたちは継承しながら、
独自の絵付けが特徴的で、土もの特有のあたたかさの中に
女性ならではの柔らかさや可愛らしさが感じられます。
緑が生い茂る山々がある、自然豊かな
今帰仁村(なきじんそん)で作陶しています。
▲「榮一工房(えいいちこうぼう)」
「読谷山焼 北窯」や「読谷山焼 共同窯」にて修行をした宮國栄一(みやぐにえいいち)さんが、1999年に開窯した「榮一工房」。
沖縄の歴史や環境、やちむんの系譜など、知識が豊富で、とても研究熱心な宮國さんのつくりだすやちむんは、素朴で土の魅力にあふれています。
伝統的なやちむんづくりをするため、釉薬や土づくりを研究し、土や釉薬も当時を再現しようと、なるべく県内で手に入るものを使っているのだそう。
また、西洋デザインにも造詣が深く、古いやちむんに敬意を払いながら、いまの時代に沿った器をつくり続けています。
沖縄の青空に想いを馳せながら、
毎日の食卓に使いたい器たちがたくさん並びました。
ひとつひとつ違った絵付けや模様から、
お気に入りを見つけ出す楽しさで時間を忘れてしまいそうです。
数に限りがございますので、ぜひお早めにお越しください。
みなさまのご来店を心よりお待ちしております。
cotogoto (コトゴト)
〒166-0003
東京都杉並区高円寺南 4-27-17 2F
Tel&Fax:03-3318-0313
Mail:info@cotogoto.jp
営業時間:11:00-19:00
無休