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三温窯と中嶋窯の器が届きました

2023年6月20日実店舗便り




東北秋田のつくり手さんを訪ね、出会った器たちが今週からcotogotoに並んでいます。

秋田・五城目町の「三温窯(さんおんがま)」からは、平丸皿や八角皿、蓋物や飯碗など、日常に寄り添ってくれるような器が届きました。

三温窯は、佐藤秀樹さんと息子の幸穂さんの二人三脚で営まれています。
秀樹さんは会津本郷焼・宗像窯で修行したのち、秋田で独立。
地元でとれる自然灰(植物の灰)を用いた自然な色合いと、シンプルで奇をてらっていない大らかな形状が温もりを感じさせてくれる器です。

また、秋田県秋田市で作陶されている、「中嶋窯 (なかじまがま)」からは、押し紋や土で描かれた模様が特徴的な、土瓶や片口鉢、長方皿などが届いています。

窯主の中嶋健一さんは、青森県弘前市出身で、秋田公立美術工芸短期大学を卒業後、最後は島根県温泉津焼の森山窯で森山雅夫氏の元で教えを受け、各地合わせて10年に及ぶ修業を経て、2018年に秋田県で中嶋窯として独立を果たしました。
また、古美術品も好きな中嶋さん。そんな中島さんの作る器は、民藝の精神を受け継ぎながらも独自の感性で存在感があり、暮らしに馴染んでくれます。
薪ストーブの灰を活かした釉薬など、身近な自然から生まれる色合いから、素朴な温かみを感じます。

実は、中嶋さんと三温窯の幸穂さんは同じ大学の同級生で、学生時代には中嶋さんが三温窯に遊びに行くこともあったそう。これからどんどん活躍される世代のお二方の器をいっしょにご紹介できるなんて、なんだかうれしい気持ちです。

ぜひ、自然豊かな土地で育まれた器たちを、店頭で実際に手に取ってご覧ください。



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