タイ | 【素材別】魚介 | cotogoto コトゴト
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家事の基本 下ごしらえ・保存の基本 素材別 魚介 タイ

素材別 魚介 タイ

「めでたい」の語呂合わせから、
お祝いごとの食卓には欠かせないタイ。
低脂肪で高タンパクな白身魚です。
金目鯛や石鯛など、タイと名のつく魚は200種以上いますが、
タイ科の魚はほんの一部だけ。
ここではタイとして最も代表的な真鯛を例に紹介します。

豆知識

タイは天然物と養殖物で味わいが異なり、養殖物の方が脂がのっています。一方、天然物は香り豊かで、上品な味わいです。

天然物は春が旬。
産卵期直前にあたり、
体が桜色になることから「桜鯛」と呼ばれます。
産卵を終えた頃のものは「麦藁(むぎわら)鯛」と呼ばれ、
色が黒っぽく締まりのない身で、味も落ちます。

栄養

低脂肪で高タンパクな白身の代表格。
消化がいいので、離乳食期の赤ちゃんから
お年寄りまで安心して食べることができ、
食欲不振時や病後の回復食にもおすすめです。
白身魚特有のタウリンを豊富に含み、疲労回復に有効。
ミネラルが少なめなので、海藻と合わせたり、
カルシウム豊富な小松菜や豆腐と組み合わせるといいでしょう。

また養殖物は、血管や肌の老化を防止するビタミンEや
糖質の代謝に欠かせないビタミンB1も豊富です。

選び方

一尾の場合は、目が澄んでいて、エラが鮮やかな赤色のもの。
切り身の場合は、透明感と弾力があり、
切り口のエッジがぼんやりしていないものを選びます。
血合いの色が濃く、鮮やかなものが新鮮です。
全体的に白っぽくなっているものは、鮮度が落ちているので避けましょう。

切り方・下ごしらえ

保存方法

常温:×
冷蔵:○
冷凍:○

一尾の場合は、内臓がついたままだと傷みやすいため
すぐに食べない場合には内臓をとり、
きれいに洗って、水分をしっかり拭き取りましょう。
空気に触れないようぴったりとラップをかけ、
冷蔵庫または冷凍庫で保存します。


監修

女子栄養大学生涯学習講師
弥冨 秀江(いやどみ ひでえ)先生

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