厚焼き卵 | お弁当おかずリメイクレシピ | cotogoto コトゴト
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1品で3度美味しい!お弁当おかずリメイクレシピ

厚焼き卵

涼しくなり、夏の間お休みしていたお弁当づくりを再開した人も多いのでは?
秋は、ピクニックやハイキングなど、
お弁当を持って出かけることが多い行楽の季節でもあります。
そこで、お弁当おかずの定番中の定番「厚焼き卵」を、もう一度見直します。

シンプルだからこそ、ちょっとしたコツやポイントがわかると、
冷めてもふっくら、しみじみ美味しい、特別なおかずへと大変身。
「厚焼き卵」は、冷蔵で2日程度は日持ちするので、
多めにつくっておくと、次の日のお弁当づくりが楽になります。
さらに、チーズと大葉と一緒に巻くスティック春巻きと、
根菜の歯ごたえとマスタードがアクセントのサラダへと
リメイクする方法もご紹介します。

  • 基本のおかず

    1

    毎日食べても飽きのこない

    厚焼き卵

    厚焼き卵

    材料(つくりやすい分量)

    たまごMサイズ…3個
    水…大さじ3
    砂糖…大さじ1 1/2
    塩…ひとつまみ
    サラダ油…少々

    ※お弁当には1/3量~1/2量を
    入れます。
    ※冷蔵庫で2日程度は日持ちします。

    つくり方

    1.ボールに卵を割りほぐし、水、砂糖、塩を加えてよく混ぜます。卵を溶く前に砂糖を加えるとダマになりやすいので、溶いてから加えます。
    2.フライパンにサラダ油をしき、フライパンをしっかり熱したら、1を1/4量程度流し入れて、大きく混ぜます。卵液を入れたときに、じゅうっと音がするくらいまでフライパンをあたためると、くっつきにくくなります。固まってきたら奥から手前にくるくる巻いていきます。
    3.2をフライパンの奥に移動させ、再度サラダ油を敷き、2と同様に1/4量程度の卵液を流し入れます。巻いた卵の下にも流し入れ、奥から手前に巻いていきます。これを繰り返し、取り出します。
    4.クッキングペーパーなどで少しきつめに巻きながらかたちを整え、そのまま粗熱が取れるまで置きます。

    水を加える

    ポイント!
    焼いているうちに卵の水分が蒸発しパサつくのを防ぐため、卵1個に対し大さじ1の水を加えます。冷めても縮まない、ふっくらと弾力のある卵焼きに仕上がります。卵にもともと含まれる水分量には個体差があるので、割ったときに白身が水っぽい場合は、加える水を少し減らします。


    しっかり火を通す

    ポイント!
    お弁当に入れる「厚焼き卵」は、ふっくらとしながらもきちんと火を通すと安心です。卵液を流し込んだら、焼きムラができないよう気泡をつぶしながら火を通します。うっすら半熟が残る程度で巻き始めます。

  • リメイクおかず

    1

    油っこくない軽い口当たり

    卵焼きスティック

    卵焼きスティック

    材料(1人分)

    「厚焼き卵」…1/3量
    春巻きの皮…1枚
    大葉…2枚
    スライスチーズ…1枚
    小麦粉…小さじ1
    水…小さじ1
    サラダ油…適量

    つくり方

    1.春巻きの皮は半分に切ります。チーズは縦長になるよう4等分に切り、2枚ずつ重ねます。
    2.「厚焼き卵」は、横に6等分したうちの2切れ分を使用します。それぞれ、棒状になるよう半分に切ります。
    3.春巻きの皮に大葉、チーズをのせ、2で切った「厚焼き卵」を1切れ分、長細くなるよう並べてのせます。三辺に水溶き小麦粉を塗り、棒状に巻いていきます(詳しくはポイント参照)。
    4.フライパンにサラダ油を大さじ2程度しき、中火で熱します。3の巻き終わりを下にして揚げ焼きにします。きつね色がついたら裏返し、同様に1分ほど揚げ焼きにして、キッチンペーパーなどに取ります。

    しっかり火を通す

    ポイント!
    大葉は、緑色が濃い表面を外に向けて置きます。春巻きの皮に具をのせたら、一回転巻き、左右を内側に折り込みます。折り込んだ部分にも水溶き小麦粉を塗ります。

  • リメイクおかず

    1

    マスタードが香る秋色サラダ

    卵焼きと根菜のダイスサラダ

    卵焼きと根菜のダイスサラダ

    材料(1人分)

    「厚焼き卵」…1/3量
    れんこん…中1/5本分(30g)
    ニンジン…1/5本(30g)
    エリンギ…1本(50g)

    (A)
    オリーブオイル…大さじ1/2
    粒マスタード…小さじ1
    しょうゆ…小さじ1
    レモン汁…小さじ1/2 
    はちみつ…小さじ1/2

    つくり方

    1.れんこん、ニンジンは皮をむき、1.5~2cm角に切ります。エリンギ、「厚焼き卵」も同様の大きさに切ります。
    2.鍋に湯を沸かし、れんこん、ニンジンを入れて1分ほど茹でます。エリンギを加えて20秒ほど茹でたらざるに上げます。
    3.ボウルに(A)を合わせ、2と「厚焼き卵」を加えて和えます。

美味しい食べ合わせ

プラスすると栄養面や味、食感、彩りなど、
ぐんとお弁当のバランスがよくなる副菜をご紹介。

ブロッコリーポテサラ


ブロッコリーポテサラ

ビタミンCが豊富なブロッコリーをジャガイモと一緒にマッシュした、彩りもきれいなポテトサラダです。「厚焼き卵」の卵は、良質なたんぱく質、ビタミン・ミネラル類が豊富ですが、ビタミンCと食物繊維はないため、副菜で補います。味付けをシンプルにし、ブロッコリーを加えることで、さっぱりとしたポテトサラダに仕上がります。

材料(1人分)

ジャガイモ…小1/2個(40g)
ブロッコリー…3房(30g)

(A)
マヨネーズ…大さじ1/3
塩…少々

つくり方

1.じゃがいもは皮をむき、一口大に切ります。ブロッコリーはさっと洗います。耐熱容器に合わせて入れ、レンジ(600W)で2分加熱します。フォークでつぶします。
2.粗熱が取れたら(A)を加えて混ぜます。


ニンジンとクルミのラペ


ニンジンとクルミのラペ

シャキシャキとした歯ごたえがポイントのニンジンサラダ。かた過ぎず、べちゃっとしないのは、切り方にポイントがあります。ニンジンの繊維は縦に通っているので、繊維に沿って切ると歯ごたえが出て、繊維に直角に切るとやわらかくなります。ほどよい歯ごたえを残すため、今回は繊維に対して斜めになるよう千切りに。切り方ひとつで美味しさがぐっとアップします。
ニンジンは、ビタミンAやビタミンC、食物繊維が豊富なので、卵に不足している栄養素を補い、美肌や風邪予防にうれしい食材です。

材料(つくりやすい分量)

ニンジン…1/3本(50g)
クルミ…10g

(A)
オリーブオイル…小さじ1/2
レモン汁…小さじ1/2
はちみつ…小さじ1/2
塩…少々

つくり方

1.ニンジンは、繊維に対して斜めに薄切りにしてから千切りにし、塩少々をまぶして5分ほど置き、水気を絞ります。クルミは粗めに砕きます。
2.ニンジン、クルミを合わせ、(A)を加えて和えます。


※お弁当にしたときに、「厚焼き卵」だけではボリュームが足りない場合は、肉や魚のおかずを追加してください。
今回は、チャーシューを添えました。

使ったお弁当箱

パンかご 小

白竹で編まれ、薄茶色に染められた竹がアクセントになった軽やかな雰囲気の竹かごの弁当箱。実際に重さも軽く持ち運びやすいので、行楽弁当におすすめです。かごですが、中にクッキングシートなどをしくことで、おかずやご飯も詰められます。

みないきぬこさん

料理家

女子栄養大学卒業後、料理研究家・枝元なほみさんのアシスタントを経て、2007年に独立。雑誌やテレビ、広告などで料理家・フードコーディネーターとして活躍する傍ら、ケータリングなどの活動や女子栄養大学で非常勤講師も務める。スパイスやハーブを上手に取り入れた家庭料理やおもてなし料理が人気。素材と素材の美味しい組み合わせを見つけるのが得意で、自由な発想による料理の幅の広さに定評がある。「はじめてのストウブ」(池田書店)や、栄養の知識を活かした「大豆で美味しい毎日レシピ」(枻出版社)など著書多数。

みないきぬこさん
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