肉の切り方・下ごしらえ 筋切り
豚ロースや鶏もも肉などは、赤身と脂身の間にかたい繊維「筋」があります。
そのまま加熱すると、肉が縮んで反り返ってしまうため、
切り込みを入れておくと、きれいに仕上がります。
ソテーやフライ、ステーキ、とんかつ、生姜焼きなど、
肉を1枚をまるごと使う料理のときは、ぜひ筋切りを行いましょう。
小さく切って使う場合には不要です。
豚ロース肉でやってみました
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点線の位置が筋。赤身と脂身の間です。
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赤身と脂身の両方に渡るように、肉の半分くらいの深さまで、包丁の先を使ってぐさっと刺します。切り込みの大きさは1~2cm程度。2~3cm間隔ですべての筋に切り込みを入れます。
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点線の部分に切り込みを入れました。完成です。
鶏もも肉でやってみました
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皮めを下にして、鶏もも肉を広げます。点線で示した、白い部分が筋です。鶏の筋は同一方向にはりめぐらされており、また表から見えないところにも筋があります。
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筋が走っている方向と垂直に、全体に切り込みを入れます。約2cm間隔で、深さは肉の厚さの半分くらいまで。中にある筋までしっかり切ります。
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点線の部分に切り込みを入れました。筋切りは完成です。
適した主な肉
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豚ロース肉
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鶏もも肉
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牛ロース肉
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そのほかステーキやとんかつなどで、1枚まるごと使う肉