管理栄養士・美才治真澄さんに教わる、二十四節気の食べごろレシピ 2016 立冬
2016年11月公開
二十四節気は「立冬(りっとう)」の節に入りました。
暦の上ではこれから冬の季節に入ります。
今が旬のお魚やお野菜は本当に美味しいですよね。
この時期ならでは旬の味覚、思いっきり楽しみましょう。
立冬の献立
サバとじゃがいもの
クリームチーズ入り
揚げまんじゅう
調理時間:20分
193kcal(1人分4個として)
片栗粉で揚げるので竜田揚げのようなさっくりとした歯ごたえ。
ひとかじりすると、ふわりとサバの風味が広がります。
そして中からクリームチーズがとろり。
和食のような洋食のような楽しい一品です。
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材料:
2〜3人分(12個分)塩サバ…半身1枚(正味90g)
じゃがいも(男爵)…2個(正味200g)
クリームチーズ…60g
塩…小さじ1/6
黒コショウ…適宜
片栗粉…適宜
揚げ油…適宜
甘酢漬け生姜…適宜
(お好みで)
ぎんなん…適宜
つくりかた
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1.
塩サバはフライパンやグリルで焼き、骨とヒレを除いて身を粗くほぐします。
【ポイント】
今回は塩サバを使いましたが、生サバを使う場合は塩を追加して味を調整してください。 -
2.
クリームチーズは1cm角に切り、角切りを12個作ります。
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3.
じゃがいもはよく洗って皮ごと蒸すか、ラップで包んで電子レンジで加熱(3〜4分)し、皮をむきます。ボウルに入れフォークなどでラフにつぶします。
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4.
3のじゃがいもに1のほぐしたサバを加え、サバを混ぜ込みながらじゃがいもをさらに細かくつぶしていきます。塩、黒コショウで味をつけます。
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5.
よく混ぜた4を12等分し、中心に2のクリームチーズを1つずつ入れて包み、丸く成形します。
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6.
片栗粉をまんべんなくまぶし、180℃に熱した揚げ油に入れ、表面が固くなるまで揚げます。
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7.
油をよく切って器に盛り、完成です。
ぎんなんも一緒に揚げて、松葉に刺して添えると素敵です。食べるときは甘酢漬け生姜を添えていただくとサッパリしておすすめです。
栄養のまめ知識
*鯖の選び方のポイント。
体の色が鮮やかで光沢があり、身のかたいものを選びましょう。
*鯖は通年捕れますが、今が旬の秋鯖は脂が乗って特に美味。脂質には不飽和脂肪酸のEPA、DHAが豊富に含まれています。血合い部分には鉄やビタミンB群が多く含まれていますから、身をほぐす時に取り除いてしまわないようにしましょう。
料理に使った器や道具
美才治 真澄(びさいじ ますみ)
管理栄養士 / フードコーディネーター
香川栄養専門学校(女子栄養大学短期大学部)卒業後、管理栄養士・荒牧麻子氏に師事。のちブラジル・バイーアへ料理留学。帰国後ヴィーガンカフェ “Cafe Eight”のフードディレクターとしてケータリング・商品開発の企画運営に携わる。 現在はフリーランスとして、企業、メディアに向けたメニュー提案及び調理&スタイリング、栄養相談、料理教室、オーダーメイドケータリングなどを中心に活動中。女子栄養大学生涯学習講師。
著書に「満たされスープ」(世界文化社)、「かわいい!カラフルお弁当」(女子栄養大学出版部)。監修を手がけたものに「ギャル曽根流 大食いHAPPYダイエット」「世田谷農家に教えてもらう本当においしい野菜の食べ方」(ともにマガジンハウス)ほか。「ELLE a table」「VOGUE」「anan」「Hanako」「Tarzan」など各誌でも活躍中。ちなみに「トルコトラベルブック」(東京地図出版)は、cotogoto店長・涌井との共著本。
HP:http://bisaijimasumi.com/