管理栄養士・美才治真澄さんに教わる、二十四節気の食べごろレシピ 2016 立夏
2016年5月公開
二十四節気は「立夏(りっか)」。夏の節に入りました。
寒くなく、暑すぎることもない、一年で一番爽やかな季節。
初夏の瑞々しさを感じに、どんどん外に出掛けましょう。
立夏の献立
新ごぼうの
ささがき入り鶏肉と
豆腐の唐揚げ
調理時間:25分
254kacl(1人分)
ごぼうの食感が楽しい、ヘルシーな唐揚げです。
しっかり味がついているので、お弁当にもぴったり。
たくさんつくって、家族みんなでもりもり召し上がってください。
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材料(2人分)
木綿豆腐…200g
新ごぼう…50g
鶏むね肉(皮なし)…100g
(A)
酒…小さじ2
塩…小さじ1/8
(B)
にんにく(すりおろし)…1/2片分
しょうゆ…大さじ1
片栗粉…大さじ1
砂糖…小さじ1と1/2
揚げ油…適宜
(つけあわせ)
レタス、レモン…適宜
つくりかた
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1.
豆腐は耐熱皿にのせて手でざっくりほぐし、電子レンジで2分半ほど加熱し、粗熱が取れるまでキッチンペーパーで包んで置いておきます。
電子レンジを使わない場合は、重しをして30分以上置いて水切りしてください。【ポイント】
豆腐の水切りをしっかりするのがポイントです。水っぽいと揚げたときにタネが揚げ油の中に散ってしまいます。 -
2.
新ごぼうはたわしで軽くこすり洗いをし、ささがきにします。
【ポイント】
ごぼうの香りや旨味は皮の近くにあるので、皮はしっかりむいてしまわず、たわしで軽くこする程度にしましょう。
普通のごぼうを使う場合には、新ごぼうより気持ち薄く小さめのささがきにすると食べやすいです。 -
3.
鶏むね肉は1cm角に切り、(A)の酒と塩を加えてよくもみ込みます。
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4.
3に1の豆腐と(B)を加え、手で豆腐をつぶします。2のごぼうも加えてよく混ぜます。
【ポイント】
このとき、もしタネが緩いと感じた場合には、パン粉や砕いた麩を適量加えて固さを調整してください。 -
5.
揚げ鍋の2cm高さ程度まで油を入れ、170℃に熱します。4のタネを一口大に成形して揚げ油に入れ、時々転がしながら全体がきつね色になるまで揚げ焼きにします。
しっかり油を切って器に盛り、レモンやレタスなどを添えてできあがり。
栄養のまめ知識
*ごぼうには食物繊維がたっぷり、お野菜の中ではトップクラスの含有量(100g当たり5.7g)です。
*新ごぼうは若取りのものなので、食物繊維も柔らかく、風味も上品です。
*味がしっかりついているので、お弁当のおかずにもおすすめです。
美才治 真澄(びさいじ ますみ)
管理栄養士 / フードコーディネーター
香川栄養専門学校(女子栄養大学短期大学部)卒業後、管理栄養士・荒牧麻子氏に師事。のちブラジル・バイーアへ料理留学。帰国後ヴィーガンカフェ “Cafe Eight”のフードディレクターとしてケータリング・商品開発の企画運営に携わる。 現在はフリーランスとして、企業、メディアに向けたメニュー提案及び調理&スタイリング、栄養相談、料理教室、オーダーメイドケータリングなどを中心に活動中。女子栄養大学生涯学習講師。
著書に「満たされスープ」(世界文化社)、「かわいい!カラフルお弁当」(女子栄養大学出版部)。監修を手がけたものに「ギャル曽根流 大食いHAPPYダイエット」「世田谷農家に教えてもらう本当においしい野菜の食べ方」(ともにマガジンハウス)ほか。「ELLE a table」「VOGUE」「anan」「Hanako」「Tarzan」など各誌でも活躍中。ちなみに「トルコトラベルブック」(東京地図出版)は、cotogoto店長・涌井との共著本。
HP:http://bisaijimasumi.com/