待ち遠しい秋晴れの日々と秋の味覚
二十四節気のひとつ「寒露(かんろ)」とは、
野の草花に宿る露(つゆ)が冷たい空気によって霜(しも)に変わる頃、という意味です。
この時期は、雲ひとつない青々とした空が、清々しい一日を運んできてくれます。
空を見上げれば、海を渡ってやってきた、雁などの冬鳥の姿も見ることができるかもしれません。
そして夜になれば、時間を忘れそうになるほど美しい、秋虫の鳴き声、瞬く月や星。
秋の澄みわたった空気は、見るもの、聞くものを、クリアにしてくれるのです。
さらに、本格的に農作物の収穫がはじまり、
農家が繁忙を極める頃。
食卓は、秋の味覚で彩られます。
きのこや栗、秋鮭などの魚介、甘い柿、そして新米。
秋の味覚が盛りだくさん。
素材の味を生かした旬の料理を楽しみましょう。
10月(寒露・霜降の頃)が旬の食べもの
きのこ類、さつまいも、ぎんなん、ほうれん草、里芋、カリフラワー、にんじん、かぶ、かぼす、栗、かりん、すだち、柿、ぶどう、りんご、新米 など | |
秋鮭、秋鰹、ししゃも、はぜ、ぼら、うなぎ、はたはた、伊勢えび など |