生命が美しく満ちる季節に
二十四節気のひとつ「小満(しょうまん)」。
秋に蒔いた麦は色づきはじめ、春に咲いていた花は散り、実をつけ、
若葉だった柔らかな葉は力強く天に向かって伸びる、そんな時期。
万物が勢いよく成長して、天地に生気が満ちるということから
「小満」と呼ばれる、気持ちのいい季節です。
小満を過ぎれば、次に訪れるのは、しっとりとした梅雨、
そして、暑い夏。
それまでのつかの間、一年でもっとも気持ちのいい今、
いつもより少し長く歩いたり、空を見上げてみたり、
道ばたの草木に目を向けてみてはいかがでしょう。
普段、つい忘れてしまいがちな自然の息吹に耳を傾けてみてはいかがでしょう。
ただただ太陽に向かって伸びる、生き生きとした生命の美しさに、
元気をもらうことができるはずです。
5月(立夏・小満の頃)が旬の食べもの
たけのこ、さやえんどう、さやいんげん、新ごぼう、ほうれんそう、空豆、にら、らっきょう、ふき、玉ねぎ、びわ、メロン、なつみかん など | |
かつお、いさき、かれい、きびなご、あなご、かじき、くろたい、あおりいか など |