“小江戸”散策 千葉の佐原に行ってきました!
2012年2月2日 / 小さな旅
こんにちは。
あっという間に2月ですね。
しかもなんて寒さ。そして乾燥。
いくらクリームを塗り込んでも、
表情を変えたら、顔がひび割れしてしまいそうな気がして、
笑うときは「微笑」気味な今日この頃です。
そんな極寒の先日、ちょっと足を伸ばして、千葉県の佐原に行ってきました。
ずっと前から行きたかった場所です。
どんなところかと言いますと、
すぐ近くに流れる利根川の水運を利用して、なんと江戸時代から栄えていた街。
そして、今なお当時の歴史的景観を残していて、
「小江戸」なんて言い方で親しまれています。
関東地方ではじめて「重要伝統建築物群保存地区」に選定された街並があるのです。
木造の古い建物が立ち並んでいます。
橋から水が。
これは「樋橋(とよはし)」というそうで、農業用水を送るために作られたとか。
別名「ジャージャー橋」というそうで、
日本の音風景100選に選定されているんですって。
古い蔵があったり、
ちょっとレトロな洋館があったり、
タイルの色使いが絶妙な美容院があったり、
旅館も発見。泊まってみたい……。
こんな懐かしいポストも現役でした。
たばこ屋さんのウィンドウには、たばこの空き箱でつくった、
こけしとタコ。なぜこの組み合わせ?
そして、この佐原は、
日本ではじめて全国地図をつくった、アノ伊能忠敬の旧宅があるのです。
震災の影響により修復中のため、建物内部は見ることができませんでしたが、
お庭には入れました。
銅像発見。穏やかなお顔です。優しそうな人だったんですね。
測量のため歩いた距離は3万5000キロで、地球一周分くらいになるんですって。
「この一歩から」……。
ふむ。
でも何事もそうですよね。
コツコツ型でがんばろう。
と、しばらくしみじみしてからまた街歩き。
きょろきょろと街並をみながら散歩するだけでも楽しいのですが、
やはり、お買い物も……。
というわけで、まずはこちら。
「油茂(あぶも)製油」。
創業なんと350年!
数百年も受け継がれているという「玉絞り」という古式搾油法にこだわって、
ごま油やラー油を作っていらっしゃるそうです。
なんだかものすごくおいしそうじゃありませんか。
さっそく購入。
すべての商品、こんなふうに丁寧にかわいい和紙に包まれています。
今使ってるごま油が切れるまでは、ちょっと飾っておきたいと思います。
そして。。。
実は、今回、佐原に来た一番の目的はこちらの店。
「植田屋荒物店」。
こちらは創業250年の老舗荒物屋さんです。
日本の職人さんがつくった日用雑貨を売っています。
母屋の裏には大きな蔵があって、その中の見学も可能。
2階もあります。
今回、わたくしが購入したのはこちら。
ずっと欲しかった、わらの鍋敷き、朴の杓子、竹の鬼おろし。
東京にも売ってるお店はあるのですが、どうしてもここで買いたかったのです。
ああ、しあわせ。
植田屋さんは、憧れのお店です。
地域に密着して、昔ながらのいいもの、日々の生活に必要なものを、
きちんと揃えていて、使いかたから修理の仕方まで、
丁寧に説明して、売ってくださる。
cotogotoもそんな風になりたいなーと思っております。
この一歩から!
そして、最後に、これまた創業300年くらいだという
うなぎ屋さんにて、うなぎの白焼きをいただきました。
おいしかった!
都心からだと、ちょっと遠いですが、
千葉の佐原、機会があれば、ぜひ行ってみてくださいませ。
あ、でも春になってからがおすすめです。
ぶらぶらするだけでもきっと楽しいです。
というわけで、すっかり長くなりましたが
今回はこのへんで。
ではでは。