バターケース編 | 暮らしの道具、徹底比較 | cotogoto コトゴト
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私たちが比べてみました 暮らしの道具、徹底比較

バターケース編

2017年6月公開

バターを美味しく保存するための保存容器、バターケース。
必需品ではないと考える方も多いかもしれませんが、
バターの鮮度を保ち、使い心地をよくするだけでなく、
暮らしをちょっと豊かにしてくれます。
そして実は贈り物として人気のあるアイテムでもあります。
素材やかたちなどのポイント別に、4種類のバターケースを比較してみました。

比べるアイテム


スタッフの紹介

  • ユウキ

    30代、未婚。
    料理好きで、イタリアンレストランに勤めていた経験も。
    バターは料理に頻繁に使うので、
    使い勝手のいいバターケースは必需品。

  • カメ

    30代、未婚。
    バターを筆頭にパンに塗るものが好きだけれど、
    箱入りバターを開けたり閉じたりすることが
    とにかく面倒というズボラさん。

  • シホ

    30代、未婚。
    全国津々浦々のパンを食べ歩く、cotogotoきってのグルメ。
    バターは、パンのお供や料理に欠かせない。

  • ミズキ

    20代、未婚。
    最近マーガリン派からバター派になり、
    箱入りバターの不便さを痛感。

どのバターケースを使っていますか?または欲しいですか?

▲カメさんとユウキさん愛用の「東屋 半切」。
200gのバターを縦半分に切った100gがぴったり入る大きさです。

カメ

私は1年半近く前から、「東屋 半切」を使っています。
箱入りのバターを使うときの、
箱から出して、銀紙を開いて……という流れがとにかく面倒で。
2日に1回くらいは、朝ごはんでパンを食べる時に
バターを使うので、バターケースを買ってすっかり快適です!

ユウキ

私も1年ほど前に、同じく「東屋 半切」を買いました。
料理をするときにバターは頻繁に使うので、
バターケースがあると、さっとバターを取り出せて便利です。

ミズキ

私はずっとマーガリン派だったのですが、
最近バター派に切り替えました。
マーガリンのときには、マーガリンのケースの中に
ずっとバターナイフを入れっぱなしにして、
使いたいときにすぐにすくえたけれど、
箱入りのバターだと、それができないのがストレスで。
マーガリンと同じような感覚で、気軽に使えるバターケースが欲しいです。

シホ

我が家でも料理をするときやパンを食べるときに
バターをよく使うので、
バターケースが欲しいなあと思っているのですが、
正直ちょっと高くて……。
まだ手が出せずにいます。

ユウキ

安い買い物ではないですよね。
でも、そもそもバターも安いものではないじゃないですか。
箱入りバターだと、せっかく買ったのに、
箱や銀紙から出すのが面倒で使わず、
気付いたら酸化して色が変わっていた……なんてことも。
バターを無駄なく大事に使うために、
バターケースってとっても大切ですよ。

カメ

バターはたまにしか使わない……って人にこそ、
バターケースは必需品!
消費するスピードに合わせてバターを切り分けて、
必要な分だけバターケースで保存。
残りは冷凍庫へ入れておけば劣化を防げますよ。
さりげないけれど、毎日のストレスを減らして
ちょっと豊かな気持ちにしてくれる重要な道具なんです!

早速、バターケースを比べてみましょう

まずは、素材ごとの特徴をまとめてみました


▲上段左から「東屋 半切」「東屋 全判」「野田琺瑯 200g」「野田琺瑯 400g」。
下段左から「高橋工芸 イタヤ(メープル)」「高橋工芸 ウォールナット」「高橋工芸 チェリー」「白山陶器」。
「野田琺瑯」は蓋だけ木製、本体は琺瑯製です。

カメ

cotogotoではサイズ、種類をあわせて全部で8つの
バターケースを扱っています。
並べてみると、まず気付くのは素材の違い。
木製、琺瑯製、磁器製の3種類があります。

ミズキ

バターを美味しく保存するために、素材選びが重要だとか。
それぞれの特徴を見ていきましょう。

木製

▲上段左から「東屋 半切」「東屋 全判」「野田琺瑯 200g」「野田琺瑯 400g」。
下段左から「高橋工芸 イタヤ(メープル)」「高橋工芸 ウォールナット」「高橋工芸 チェリー」。

ユウキ

私は以前からバターケースを買うなら
木製がいいと思っていました。
木は熱くも冷たくもなりにくいので、温度変化の影響を受けにくく、
自然な調湿効果も期待できます。

シホ

好みは人それぞれですが、木のものは食卓に出した姿も素敵!
使っていくと色や艶に変化が出てきて、育てる楽しみもありますね。

カメ

使っていると、元々表面に施されているオイルの効果が薄れて
毛羽立ちが気になってくることも。
私の「東屋」も、一年以上使って、かさつきが気になってきました。
植物性の油を塗って、油分を補給してあげるという簡単なお手入れが必要です。

琺瑯製

▲本体のみ琺瑯製の「野田琺瑯」。

ミズキ

琺瑯は鉄にガラス質の釉薬を掛けた素材。
鉄という金属だから木とは真逆で、
周りの環境に合わせて熱くも冷たくもなりやすいと言えます。
「野田琺瑯」の場合は、本体は琺瑯、蓋は木だから、
全部が琺瑯のものに比べたら温度変化は緩やかなのかも。

カメ

バターケースってそんなに頻繁に洗うわけじゃないけれど、
琺瑯なら少ない洗剤でつるっと油分が落ちるから、洗うときも楽ちんですね。

磁器製

▲「白山陶器」。

ミズキ

磁器は木ほど温度変化が少ないわけでもなく、
琺瑯ほど温度変化が大きいわけでもない。
普段使っている磁器のうつわと同じ感覚で扱えるし、
一番馴染みがあるから、お手入れなどに余計な気をつかわなくていいのが嬉しいな。

シホ

磁器と琺瑯は、割れやすいのが心配……。
どちらもつるっとしているから、ふと手が滑って落としてしまいそう。
その点、木のものは割れたり欠けたりしづらくて安心ですね。

実際にバターを入れて使ってみました

ミズキ

実際の使い心地を試すために、
3日前からバター50gずつをそれぞれのバターケースと銀紙&箱に入れて
冷蔵庫の同じ段で保存してみました。

ユウキ

普段「東屋」に入れて保存しても、
正直、バターのかたさの変化は感じていなかったけれど、
箱入りのものと比べてみると、やや「東屋」や「高橋工芸」のものは
全体的にやわらかく切りやすいです!

シホ

「野田琺瑯」のものも、すっと切れました!
やはり熱伝導率がいいから、冷蔵庫から出して1分も経つと、
バターケース自体の冷たさはなくなり、
バターも早くやわらかくなったという印象。

カメ

実験をしたのが6月頭の20℃ほどの室内だったから
ちょうどよかったのでしょうか。
これが冬の寒いときだと、逆に「野田琺瑯」は冷たいままで
やわらかくなりにくいのかも……。

ユウキ

「白山陶器」は、厚みのある磁器だから、
意外と時間が経っても冷たいまま。
箱入りのバターと同じくらいのかたさを保っていました。

ミズキ

木製だとバターがいつでもちょうどいいやわらかさ!とまでは言えないけれど、
室温などの条件に左右されず、
かたすぎずやわらかすぎず、一定に近い状態を保てるという点で、
理想的な素材なんですね。

かたちの違いによる、使い勝手を比較します

▲「野田琺瑯 200g」の蓋をカッティングボードに。

シホ

「野田琺瑯」と「東屋」のものは、
蓋をカッティングボードのように使えるんですよね。
バターを綺麗に切り分けやすいし、
何より食卓に出した姿がお洒落!

▲「東屋 半切」の蓋をカッティングボードに。

カメ

「東屋 半切」は、カッティングボードが細く、バターも小さいので、
バターがかたいと、勢い余ってバターが転がってしまうこともしばしば……。

▲「東屋 半切」の本体にバターを入れれば、さっとすくえます。

ユウキ

私は「東屋」の蓋ではなく、本体側にバターを置いて、
バターをすくうような使い方をしています。
私は料理に使うことが多いので、
この方がさっとバターをすくえて便利なんです。
「野田琺瑯」でも同じ使い方はできますが、
どちらも2通りの使い方ができるのが魅力ですね。

ミズキ

ただし「東屋」は、
四隅は丸いですが、底からの立ち上がり部分が直角なので、
そこに入り込んだバターはすくいにくい印象です。

▲「白山陶器」。

カメ

「白山陶器」は蓋がカッティングボードのようにはなっていないので、
本体からバターをすくうことしかできません。

▲「高橋工芸 イタヤ」。ナイフの先端の丸みと、バターケースの角の丸みがぴたっと一致!
一同驚きのすくいやすさです。

シホ

「高橋工芸」も同様ですね。
ただ「高橋工芸」は、ナイフがセットになっていることで、
とにかくバターがすくいやすいんです!驚きました!

カメ

隅が丸くなっていて、ナイフのかたちがぴたっと合うんですね!
くっついていたバターが角に残ることなく、
するっとすくい取ることができて感動です!
これはバターケースそのものとナイフが
セットでつくられているからこそですね。

ミズキ

バターケースにバターがしまえることで、
マーガリンと同じ感覚ですぐに使えるのも便利でうれしいな。

大きさ・重さはどうですか?

大きさ


カメ

「東屋 半切」は200gのバターの縦半分、つまり100gがぴったり、
「野田琺瑯 450g」は「カルピスバター」などの大きな450gがぴったり、
それ以外は一般的なバターのサイズである200g用ですね。

ユウキ

私が購入した決め手でもあるのですが、
「東屋 半切」は圧倒的にコンパクトなので、
小さな冷蔵庫でも邪魔にならないんです。

シホ

私は450gのバターを買うこともあるので、
「野田琺瑯 450g」を持っていると安心かも。
ただかなり高さがあって、冷蔵庫でかさばるのは難点なで、
200gのバターケースにして、残りは冷凍保存という手もありますね。

重さ


▲重さ一覧。
※木製の場合、同じ木材でも、重さはかなりのバラつきがあります。
あくまで重さの傾向を見るための参考としてご覧ください。

カメ

重さを比べてみると、やはり圧倒的に木は軽いですね!

ミズキ

本体が琺瑯製の「野田琺瑯」はやや重め。
磁器の「白山陶器」は厚手なのもあり500g超えと、
片手で持つとずっしり感のある重さです。

贈り物にもおすすめです!

ミズキ

実はバターケースって、贈り物として非常に人気のアイテムなんですよね。
cotogotoでバターケースを買っていただく方も、
その半数以上がプレゼント用の印象です。

ユウキ

たしかに必需品ではないけれど、あると絶対に便利だし、
持っている人も少ないから、かぶることも少ない……。
盲点でした!

▲東屋のバターナイフ。薄いステンレスの刃が真鍮の持ち手で挟まれた、美しいナイフです。

シホ

予算に合わせてバターナイフとセットにすれば、ますます素敵。
特に「東屋」は、同じブランドのバターナイフを添えたいですね。

▲白山陶器はバターケースだけでなく、おそろいのジャムケースもあります。

ミズキ

「白山陶器」は同じシリーズにジャムケースもあるから、
2つ合わせて贈り物にしても喜ばれそう。

カメ

万が一、相手が既にバターケースを持っていたり、
あまりバターを使わないという人だったとしても、
「野田琺瑯」や「白山陶器」なら
常備菜の保存にもちょうどいいサイズとかたちだから、
保存容器としても使えるので心配無用。
贈って失敗の無いアイテムですね。

最後に、4つのバターケースの違いをまとめてみました

  • バターケース (東屋)

    素材:山桜

    【特徴】
    ・木製なので温度を一定近くに保てる
    ・蓋をカッティングボードにできる
    ・「半切」はコンパクトで収納しやすい
    ・経年変化を楽しめる

    【価格(税抜)】
    半切:4,700円/全判:5,800円

    詳しくはこちら
  • バターケース (野田琺瑯)

    素材:
    本体 琺瑯/フタ 桜

    【特徴】
    ・蓋をカッティングボードにできる
    ・「450g」は「カルピスバター」など大きなバターも入る
    ・バター以外の保存にも使える
    ・清潔を保ちやすい

    【価格(税抜)】
    200g:2,800円/450g:3,300円

    詳しくはこちら
  • Kakudo バターケース (高橋工芸)

    素材: イタヤ(メープル)、ウォールナット、チェリー

    【特徴】
    ・木製なので温度を一定近くに保てる
    ・バターナイフが付属していて使いやすい
    ・経年変化を楽しめる

    【価格(税抜)】
    6,800円(バターナイフ付)

    詳しくはこちら
  • ブルーム バターケース (白山陶器)

    素材: 磁器

    【特徴】
    ・バター以外の保存にも使える
    ・清潔を保ちやすい
    ・お手入れが楽

    【価格(税抜)】
    4,000円

    詳しくはこちら
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