平皿 (佐藤大寿)
東北最古と言われる焼き物から、磁器までも生産する「会津本郷焼」。
この地で「樹ノ音(きのおと)工房」を構える佐藤大寿(だいじゅ)さんの「平皿」は、
難しく考えなくても、いつもの食事に合わせられ、
それでいてどことなく力強さも感じさせる器です。
その秘密は、見れば見るほど表情豊かな「灰釉」と「飴釉」。
「灰釉」は、白や青など複数の色が、絶妙な濃淡やグラデーションで混ざり合い、
一言では言い表せない独特な色合い。
果物や野菜の鮮やかな彩りが美味しそうに映えます。
「飴釉」は、とろりと溶けたキャラメルみたい。
釉薬のかかり具合により、艶やかに見えたり、
表面に細かなプツプツが現れたり、表情豊か。
どちらも会津本郷焼の伝統的な釉薬です。
地元の土を使い、地元の釉薬をかける。
シンプルなかたちが、土と釉薬が生む表情をより一層引き立て、
東日本大震災をきっかけに、
土地に根づいたものづくりを決意したという佐藤さんの想いが伝わってきます。
サイズは3種類。
取り皿やカップケーキにぴったりの「5寸」、
「6寸」ならサンドイッチやパン、おかず数種の盛り合わせもできそう。
そして、パスタや切り身魚がしっかり収まる「7寸」。
縁に向けてやわらかくカーブしているので
多少の汁気も大丈夫。食材もきれいに収まります。
重過ぎず、繊細過ぎず、気のおけない使い勝手。
それでいて、食卓の上をキリリと引き締めます。
サイズ違いを重ねても、ぴったり収まるのでかさばりません。
色違いで複数揃えておけば、来客のときにも頼りになります。
もちろん、気負いなく、日々の生活にも。
用途を選ばない器は、いつだって、あって困ることはないのです。
バリエーション&商品詳細
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- 材質
- 陶器
>> お手入れについてはこちら - サイズ
- 5寸:約φ155×H20mm
6寸:約φ185×H25mm
7寸:約φ215×H27mm - 重量
- 5寸:約260g
6寸:約410g
7寸:約560g
※重さには、かなりのバラつきがあります。
上記で示している重さとだいぶ異なる個体もあります。
あくまで重さの傾向を見るための参考としてご覧ください。 - 備考
- 直火:× IH:× 電子レンジ:× オーブン:× 食器洗浄機:×
佐藤大寿さんについて
2001年に福島県の会津美里町瀬戸町にて、
妻であり陶芸家であるサトウアカネさんと2人で、
会津本郷焼の窯元「樹ノ音(きのおと)工房」を始めた佐藤大寿さん。
東北最古の焼き物の地と言われる会津美里町。
もともと、陶器も磁器もどちらも焼かれていたという産地としては珍しい会津本郷焼では、
今も一言でまとめてしまうのは難しいほど、個性あふれる焼きものが13の窯元から生まれています。
この地で窯元を代々営む家に生まれ、
大学では中国の南宋官窯の青磁を研究し、
卒業後は家業を手伝いながら、ご自身の青磁の作品づくりも行なっていたそう。
転機が訪れたのは2011年3月。
東日本大震災により未曾有の被害を受けた福島県。
会津地方にも、沿岸部よりたくさんの方が避難し、
悲しみや被害の状態を目の当たりにして、1年以上陶芸家としての仕事を考えさせられたそうです。
そんな中、出会った民藝の世界に感銘を受け、
土地に根づいたものをつくらなければ、と方向が定まったのだとか。
それからは、土地に根づいた土、そして釉薬を使い、
伝統技術を次世代までつなげていくことを目指して作陶を続けています。
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ご購入の前に知っておいていただきたいこと
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- その他のご注意
>> 取扱説明書やブランド紹介などは同梱されておりません。予めご了承ください。
>> メーカーの品質基準をクリアしたもののみ販売しております。また、当店でもさらに検品を行った後に、お客様にお届けしております。