大阪錫器

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1983年に伝統的工芸品として指定を受けた「大阪浪華(なにわ)錫器」。
錫(すず)が日本に伝わったのは今から約1300年前。
奈良の正倉院にも錫製の薬壷・水瓶などが数点保存され、
金、銀に並ぶ貴重品であったことがうかがえます。

ごく一部の特権階級のみで使用されていたという錫器は、
その後一般にも普及し需要が増したことから、
江戸中期には心斎橋・天神橋・天王寺など流通のいい大阪で生産されるようになり、
地域の特産品として知られるように。
大阪全体で、最盛期の昭和前半には300名を超える職人が腕を競ったといわれています。
その後、大戦の影響により、人的にも物的にも資源不足に陥る危機を乗り越え、
1983年に伝統的工芸品としての認定を受けました。

1949年、初代・今井弥一郎氏によって設立された「大阪錫器」は、
現在では5名の伝統工芸士を含む20名の男女が従事しています。
20代から70代までの幅広い世代が共に働く環境の中で、
先人たちの優れた技術や知恵は自然と受け継がれ、
現代の生活で喜ばれる品物の開発に繋がっています。

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