飯碗 しのぎ (石州嶋田窯)
島根県江津(ごうつ)市の伝統工芸である「石見焼(いわみやき)」。
数多くの窯の中でも、
現在登り窯を使用している唯一の窯元、「石州(せきしゅう)嶋田窯」より
軽やかに日々の暮らしに加わってくれる「飯碗 しのぎ」が届きました。
片手に軽々と収まるそのかたち。
縁に向かって広がって、口当たりのいい端反り仕上げになっています。
キュっと引き締まった高台は、
焼き締められた素地がそのまま顔を出し、指をかけやすい質感。
側面全体には、縦方向に削って凹凸を出す「しのぎ」という技法が施され、
釉薬の濃淡と共に縞模様が浮かび上がります。
岩見焼に使われる陶土は密度が高く、
高温で焼き締められた土は、陶器と言えども、硬質で丈夫。
薄く成形できるうえ、しのぎの削りも加わって、
見た目よりもずっと軽やかな持ち心地です。
やさしい白色の「藁灰(わらばい)釉」、
うっすら緑がかった「透明釉」、
きりっと深い紺色の「呉須」、
黒と茶色が複雑に混ざり合った「黒飴釉」と、色は4種類。
高台を除く全体に釉薬がかかって、
どれも炊きたてのごはんを美味しく引き立ててくれます。
火加減によって各釉薬の表情や高台の土の焼き色が違うのも、
薪を使って焼成する登り窯ならでは。
何種類か手元に置いて、見比べてみるのも楽しいのです。
バリエーション&商品詳細
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- 材質
- 陶器
>> お手入れについてはこちら - サイズ
- 約118×H65mm
- 容量
- 約300ml(満水)/約240ml(8分目) ※容量の計測方法について
- 重量
- 約250g
- 備考
- ※特に個体差が大きい商品ですので、サイズ、容量、重量は目安としてお考えください。
直火:× IH:× 電子レンジ:× オーブン:× 食器洗浄機:×
石州嶋田窯について
島根県江津(ごうつ)市で昭和10年(1935年)に開窯された「石州(せきしゅう)嶋田窯」は、
現在でも登り窯を使用している唯一の「石見焼」の窯元です。
伝統的工芸品にも指定されている石見焼。 もともと焼き物の盛んだった同地域では、
丈夫な陶土を生かして水がめなど保存用の道具も多くつくられていたそう。
初代・嶋田寛一さんも、水がめづくりが得意だったとか。
2011年、登り窯の火を絶やさないために、
3代目である現在の窯主・嶋田孝之さんが一念発起してつくったのが、現在の登り窯。
今も年に5回は火を入れ、精力的に器をつくり続けています。
「毎日の暮らしに使える雑器をつくっている」と語る通り、
気兼ねなく使える値段も、日々の道具として魅力の一つです。
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ご購入の前に知っておいていただきたいこと
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- その他のご注意
>> 1点1点手作業でつくられているため、同じサイズや同じ釉薬のものでも、サイズ、かたち、色味、濃淡やムラの有無にかなりの個体差があります。
>> 製作過程に生じた凹凸、小さな傷が見られることがあります。
>> 底部分に、わずかながたつきが見られることがあります。
>> メーカーの品質基準をクリアしたもののみ販売しております。また、当店でもさらに検品を行った後に、お客様にお届けしております。