ミルクパン (柳宗理)
持ち手と注ぎ口がついて、
お湯を沸かしたり、ミルクをあたためたりなど、
ちょっとした調理には欠かせない雪平鍋。
そのかたちを参考に、さらに使い勝手を追求したのが
日本を代表する工業デザイナーである柳宗理の「ミルクパン」です。
まず、両サイドに張り出した特徴的な注ぎ口ですが、スープを注ぐときも、
湯切りをするときも、液だれが無く、水切れのよさを実感します。
その理由は、横から見たときに、縁が外に向かって少し反っているから。
この反りのおかげで、液だれすることなく、きれいにスープやミルクを注ぐことができるのです。
そして、蓋があることで、
お湯を沸かす時間を短縮でき、 少量の茹で野菜、ゆで卵にも気軽に使えます。
一人分のスープをあたためなおすのも楽々。
蓋を正面からずらせば、
本体との間に隙間ができるので、
蒸気を逃がす量や、湯切りのときの具材の大きさによって小まめに調節できます。
蓋がついたおかげで、調理の幅が広がり、
湯切りのときにざるを出す必要もなくなったというわけです。
素材はつや消しの質感が上品で、耐久性に優れた18-8ステンレス。
小さいながら、キッチンで存在感を発揮すること請け合いです。
バリエーション&商品詳細
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上から見たところ。左右のゆるやかな注ぎ口が目を引く、特徴的なフォルムです。
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裏側を見たところ。鍋底にロゴマークがあるだけのシンプルなデザインです。
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蓋の表面。つまみは樹脂製なので熱くなりません。
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蓋の裏面。特徴的な鍋のかたちに合わせてつくられています。
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蓋に刻まれている「○」は、「合わせマーク」と呼ばれるもの。持ち手にこの印を合わせることで、鍋本体と蓋がぴったり合わさるようになっています。
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横から見たところ。持ち手が火元から十分に離れるよう、角度と長さが調節されています。
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絶妙なカーブを描いている注ぎ口。縁が外に向かって少し反っているから、注ぎやすく、液だれしにくいのです。
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持ち手は、樹脂で覆われているので熱くなりません。また、破損や焦がしてしまった場合、交換も可能です。持ち手先端のボルトを緩めれば、簡単に取り外しできます。
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鍋底に刻まれている、ロゴマーク。
- 材質
- 18-8ステンレス、フェノール樹脂
>> お手入れについてはこちら - サイズ
- 約W290×D180×H107mm/本体内寸Φ120×H72mm
- 容量
- 1.2ℓ(満水)/0.84ℓ(7分目)
※容量の計測方法について - 重量
- 約575g
- 備考
- 直火:○ IH:× 電子レンジ:× オーブン:× 食器洗浄機:△
持ち手やつまみなどの交換は、販売代理店が運営している「柳宗理サポートサイト」をご参照ください
柳宗理(やなぎ そうり/むねみち)について
日本のプロダクトデザインの第一人者であり、日本を代表する工業デザイナーのひとり。柳宗悦の長男で、次男は美術史家の柳宗玄、三男は園芸研究家の柳宗民。その作品はキッチンウェアや家具だけにとどまらず、玩具やオブジェ、オリンピックの聖火台、トンネルの坑口、歩道橋など広範囲に及び、機能美のあるデザインは世界中から評価を得ています。
※こちらの商品は、2022年9月1日より価格が変更になりました。
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ご購入の前に知っておいていただきたいこと
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- その他のご注意
>> ハンドルの樹脂やパーツの接合部分に若干のズレやがたつき、接合時の跡などが見られることがあります。
>> 底や蓋部分に、わずかながたつきが見られることがあります。
>> メーカーの品質基準をクリアしたもののみ販売しております。また、当店でもさらに検品を行った後に、お客様にお届けしております。
【使用上のご注意】
>> 詳しくは付属の説明書をご覧ください。
>> 食洗機を使うと、ハンドル部分の樹脂素材が白く変色する可能性があります。