台所道具の生産では日本随一の新潟燕・三条地域で
半世紀近く使い勝手の研究をしてきた「家事問屋」。
まさにかゆいところに手の届くボール各種が、
料理時間をきっと楽しくしてくれます。



まず、「下ごしらえボール」。
「9」、「11」、「13」と３サイズが揃い、
ここまで使い手に寄り添ってくれるのか、という驚きのスペックの高さです。
内側から読める目盛りがついてメジャーになり、
縦に深くしっかりと底面に重心がくるデザインは、
攪拌しやすくミキサーも使用可能。
横に注ぎ口がついて、ドレッシングやソースを混ぜたらささっと注げます。
そして、注目すべきは縁の形状。
くるっと丸まっているのではなくあえて真っ直ぐにしたのは、
縁に水分が溜まらないようにするため。
乾きやすくて、より清潔に使えます。
ドレッシングやソースをつくってそのまま食卓に出しても違和感がありません。
使い終わったら３種入れ子に重ねて収納できるので、
収納スペースの節約にもなるという優れものです。



「小分けボール」は、下ごしらえシリーズよりも軽くてコンパクト。
底が平らなので安定感は抜群です。
足付きの「小分けザル」も別売りであるから、
組み合わせて使えば、大根おろしのような野菜の水切りなどで重宝します。



ワケギやミョウガ、ねぎなどの薬味入れとして便利なのは、「蓋つき薬味入れ」。
ちょっとあると料理の美味しさをアップしてくれるけれど、なかなか使い切れない薬味たちを
カットした状態で入れてそのまま冷蔵庫で保管すれば、
使いたいときにいつでも使えて、長く楽しむことができます。
口と底面が広めで、安定感があるので冷蔵庫の中でも安心です。



野菜やお米を洗うには、「横口ボールザルセット」を。
ボールの横に口がついただけで、こんなにも便利なのかと驚きます。
たっぷり水を張っても、ちょっと傾ければ水が切れます。
ゆでた麺やほうれん草を水にさらすときにも、横口が思いがけず役に立ちます。
水が横から抜けるので、中の食材が溢れ出てしまう心配がないのです。
さらし終わったら、ザルを引き上げれば水切りもばっちり。
両手つきは持ち上げやすく、ちゃっちゃと水を切る動作もスムーズです。
「20」と「26」の２サイズあって、片手でも持ちやすい「20」は、
小回りが利いて便利さもひとしお。
少量の食材を扱いたいときはもちろん、
ボールは、液切れのいい横口を生かして
パンケーキやお好み焼きの生地をフライパンに流し入れたり、
家族分のオムレツを小分けにつくりたいときなど、
目からうろこの使い勝手なのです。

使い手のことを考えたポイントが随所に見られるボールとザルのシリーズ。
それぞれがお手頃な値段なのも、やはり使い手目線、と納得です。
ついつい揃えて持ちたくなりますね。